1999年、国連監視の下での住民投票でポルトガルから独立を果たそうとした東ティモールは、インドネシア軍と民兵による暴行にさらされました。パルシックは、傷ついた住民たちのための医薬品などを届ける緊急救援に駆けつけ、2002年から山間部の農民の生活を支えているコーヒー生産の支援を開始しました。
2023年07月14日 コカマウとの深煎りな日々⑪~収穫期
東ティモールでは数年ぶりに6月には乾季が訪れ、コーヒー産地であるマウベシでも各集落で収穫が進んでいま…2023年06月13日 [開催報告]東ティモールのこれから~独立記念日に日本と東ティモールで考える~
5月20日(土)の東ティモールの独立記念日に、巣鴨にてオンラインと対面のハイブリッドでイベント『東テ…2023年06月12日 インターン黒沢 東ティモール日誌Vol.12 商品生産地を訪問!~バウカウ 後編~
Botardi!こんにちは、インターンの黒沢舞衣です。 今回はバウカウでのアロマティモール商品生産地…2023年05月11日 東ティモール:ふりかけ生産のこれから
Boa Tardi(みなさまこんにちは)。昨年夏、クラウドファンディングで多くの皆さまに応援いただい…女性の生計向上を通じた子どもの栄養改善事業(2023年3月~)
切り花栽培による山間部農村地域の女性たちの収入向上に取り組み、同時に女性達への栄養研修を行い、活動から得た収入を家庭での栄養改善に繋げることを目指します。
東ティモール豪雨 緊急支援(2021年4月5日~2022年6月30日)
2021年4月4日(日)未明から降り始めた豪雨の影響で、ディリの西側を流れる川が増水し、市内の広範囲が浸水しました。海の水位も上昇し、ディリ市内の海岸沿いの低地が大きな被害を受けました。パルシックは現地事務所と連絡を密にとりながら、被災者の緊急支援を実施いたします。
2020年3月13日にディリで発生した大雨によって川が氾濫し、広範囲に浸水しました。この洪水で被災した世帯へ緊急物資配布を実施しました。
2002年からアラビカコーヒーのフェアトレードで関係を築いてきたアイナロ県マウベシ郡のマウベシ農業協同組合(COCAMAU)とコーヒー畑の改善事業に取り組みます。
2009年からロブスタコーヒーのフェアトレードで関係を築いてきたサココ青年組合コハル(KOHAR)と、2019年よりアグロフォレストリー事業に取り組みます。
ふりかけ普及と食生活改善による栄養改善事業(2019年1月~2022年6月)
漁業が盛んなアタウロ島においてふりかけを製造し、漁村女性の収入に繋げるとともに、給食への導入および栄養教育を行い、栄養改善を目指します。
マウベシ郡内の11の集落で、水利改善事業を実施しています。マウベシの人びとがいつでも生活用水および農業用水を確保できる環境が整い、人びとの生活が改善されることを目指しています。
2012年から東ティモール国内全体の環境保全のために、持続可能な農業を推進する事業を始めました。有機農業や家畜飼育の技術指導、薪の有効活用、アグロフォレストリーの推進などを行っています。
2013年10月から女性の食品加工事業を東ティモール内6県に拡大して、22の女性グループとともに食品加工による収入向上に取り組んでいます。
2002年より東ティモールの重要な輸出産品であるコーヒーを通じた取り組みを開始しました。東ティモールのコーヒー生産者が組合を組織することに協力し、良質のコーヒーをフェアトレードで買い続けることで経済的自立への足がかりにしようという取り組みです。
1999年8月30日、インドネシアの下にとどまるか否かの住民投票が行われ、78.5%という圧倒的多数が独立を選びました。緊張が高まる東ティモールで、パルシック(当時は、PARC=アジア太平洋資料センター)は、何とか平和的な手段で人びとに手を差し伸べたいと考え、緊急救援を開始しました。
東ティモールの魅力は人と自然。海にもぐれば、透明な海水の中に珍しい数々の魚と出会えるダイバー天国。山道を歩くとかわいい花が路傍に咲いています。人びとの暮らしはシンプルで、子どもたちは木切れやタイヤの端切れなど手元にあるもので遊びながら、目いっぱいの笑顔を見せてくれます。シャワーはお湯が出ないなど、不自由をしのいで、余りある東ティモールの魅力をお伝えします。
東ティモール民主共和国(The Democratic Republic of Timor-Leste) | |
首都 | ディリ |
面積 | 約1万4,000平方キロメートル(東京、千葉、埼玉、神奈川の合計面積とほぼ同じ大きさ) |
人口 | 約118.5万人(2015年) |
言語 | テトゥン語が一般的ですが、その他多数の地域語があります。 |
宗教 | キリスト教99.1%(大半がカトリック)、イスラム教0.79% |
平均寿命 | 69歳(日本は84歳) |
成人識字率 | 58% |
出生率 | 女性1人あたり5.6人(日本は1.4人) |
乳幼児死亡率(5歳以下) | 1,000人あたり53人(日本は3人) |
通貨 | US米ドル |
The State of the World's Children 2016(UNICEF)より引用
タイトル | 著者 | 出版元 [出版年] |
---|---|---|
チモール、知られざる虐殺の島 | 田中淳夫 | 彩流社 [1987年] |
ナクロマ・東ティモール民族独立小史 | 古沢希代子 松野明久 | 日本評論社 [1993年] |
東ティモール国際関係史 1900-1945 | 後藤乾一 | みすず書房 [1999年] |
東ティモール-奪われた独立・自由への闘い | 高橋奈緒子 益岡賢 文珠幹夫 | 明石書店 [1999年] |
東ティモール2 「住民投票」後の状況と「正義」の行方 | 高橋奈緒子 益岡賢 文珠幹夫 | 明石書店 [2000年] |
いつかロロサエの森で | 南島風渉 | コモンズ [2000年] |
東ティモール独立史 | 松野明久 | 早稲田大学出版部 [2002年] |
神の慈しみの島 東ティモール~草の根医療チームの記録~ | 亀崎善江 | 女子パウロ会 [2003年] |
東ティモールを知るための50章 | 山田満 編著 | 明石書店 [2006年] |
オルタ2012年5・6月号 | アジア太平洋資料センター(PARC) | [2012年] |
東ティモールの現場から―子どもと平和構築 | 久木田 純 | 木楽舎 [2013年] |
東ティモールのことば テトゥン語入門 | 青山森人 中村葉子 伊東清恵 市之瀬敦 | 株式会社社会評論社 [2013年] |
東ティモールの成功と国造りの課題 国連の平和構築を越えて | 花田吉隆 | 創成社 [2015年] |