パルシックは、対等な交易を通じて、人と人のつながりと信頼を広げていくことこそが紛争の抑制、平和の形成に寄与すると考えています。
「商品の生産、流通、消費などが、市場の価格だけに依存するのではなく、人間的な交流と信用に基づく」という取引のかたちを目指して、直接的な交流、交易を重視しています。
たとえば、農産物・海産物の流通では、環境に配慮した生産方法、生産者への技術指導や組合による地域に根差した生産体制、継続的で安定した取引などを条件とした商品を買うことで、弱い立場に立たされている生産者の生産手段、安定した生活を守ります。また、市場開拓を支援することで、質の高い製品を生産する技術を身に付けた生産者が、自分たちの力で販売を拡大していかれるよう促しています。
日ごろ意識せずにしているお買いもの、日常生活の中のふとした行為が、環境破壊や、貧富の格差等、社会の不均衡をもたらしている場合もあります。フェアトレードの商品を通して、ふだん私たちが手にしている商品の背景、作っている人たちの暮らしを考える、というのも、フェアトレードが果たす重要な役割のひとつだと考えています。
一つの商品をきっかけにして、私たちの暮らしを取り巻くたくさんの商品が手元に届くまでの長い旅に思いをはせ、また、どうすれば貧困におかれている生産者の暮らしを改善することができるのか、安心して買うことのできる商品を増やすことができるのか、考えるきっかけ作りを、進めています。
パルシックは、東ティモールでのコーヒー生産者支援、スリランカでの紅茶生産者支援を行っています。生産者協同組合の組織化を支援し、有機栽培で良質のコーヒー、紅茶を生産する技術を指導してきました。協同組合から買い取ったコーヒー豆、紅茶葉を加工し、商品を日本で販売するほか、産地訪問ツアーを通しての交流事業、イベントなどを通しての日本国内でのフェアトレード推進活動に取り組んでいます。
2011年の東日本大震災以降は、宮城県石巻市北上町十三浜地域での農業・漁業復興活動も実施しており、その一環として、地域で生産されたおいしいワカメの販売もしています。
パルシックが運営するオンラインフェアトレードショップ、ParMarche(パルマルシェ)ではパルシックのフェアトレードコーヒー、紅茶、ハーブティー、ギフトセットなどを販売しています。お買い物にぜひご利用ください。 またパルシックのフェアトレード商品はパルシック東京事務所でもお買い求めいただけます。
ParMarche https://parmarche.com
パルシック東京事務所 [アクセス] 営業時間:平日 9時30分~18時30分
パルシック東京事務所は在宅勤務を取り入れています。
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