PARCIC

国内避難民への物資配付および教育支援(2022年8月~)

2021年2月の軍事クーデター以降、激しい戦闘が続いているミャンマーの少数民族地域において、食料や生活物資を配付し、学校に通えない子どもたちへの教育支援を実施しています。

ミャンマーの少数民族地域は、山岳地帯という地理的特徴もあり、開発が遅れ、貧困率の高い地域が少なくありません。もともと人口の半数以上が貧困状態にあったようなこれらの地域の人びとは、終わらない戦闘により、さらに深刻な人道危機に直面しています。そこでパルシックは、2022年8月より、食糧・物資の配付と教育支援を開始しました。

この事業への寄付方法

この事業へのご寄付を1口1,000円から受け付けております。 みなさまのご支援をお待ちしております。

ミャンマーへ寄付する

現地スタッフ エベン・シアンからのメッセージ

It is true that “Rome wasn’t built in a day”, however, it is also safe to say that “Rome can be ruined in a single night”.

The military coup on February 1, 2021 wholly destroyed the dreams, hopes and lives of the Myanmar people. Just in one night, everything turned upside-down in a short moment, causing the collapse of the institutions that people have been building and sacrificing for decades.

The impact of this coup even worsened the lives of people who have always been the most vulnerable in the country. This includes people whom we are working for. They live in areas with the highest poverty rate in Myanmar. Therefore, the PARCIC food and non-food items aid to the state is one of the most effective works for them.

Realistically speaking, to rebuild and reform Myanmar to be a peaceful and prosperous country needs decades of time with billions of investments. However, the kids, women and elderly people in IDP camps cannot wait any longer but need urgent support from people around the world. These people need urgent support to survive in the midst of these man-made disasters.

Therefore, the PARCIC Team in Myanmar is trying our best to check and identify the most vulnerable people so that they can be alive and face the community challenges. Truly, every little bit helps. For us, every penny counts.

和訳

「ローマは一日にして成らず」。確かにその通りですが「ローマは一夜にして崩壊しうる」ともいえるでしょう。2021年2月1日の軍事クーデターは、ミャンマーに生きる人びとの夢、希望、そして生活すべてを破壊しました。たった一夜で、何もかもが一瞬のうちにひっくり返りました。そして、何十年にもわたって、時には犠牲を払って築き上げてきた社会制度が崩壊しました。

このクーデターは、最も脆弱な人びとの生活に大きな打撃を与えています。私たちが支援をしている少数民族地域は、ミャンマーで特に貧困率が高い地域です。そのため、パルシックの物資支援は非常に効果的です。

現実的にいえば、ミャンマーという国を平和で豊かな国に再建・刷新するためには、何十年もの年月と何千億円もの投資が必要でしょう。しかし、そんなに長くは待てません。国内避難民キャンプの子どもたち、女性、そして高齢者は今まさに、差し迫った状況に置かれ、この人災を生き延びるために、世界からの支援を必要としているのです。

だからこそ、私たちは最も脆弱な人のところへ行き、彼らが何とか生きて、困難に立ち向かえるよう、全力を尽くしています。本当に、どんな小さなことでも助けになります。たとえ100円の寄付でも、私たちにとっては価値があるのです。

食料を受け取った家族

文房具を受け取った子どもたち

*この事業はジャパン・プラットフォームの助成により実施しています。

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