サココ集落は標高650~900メートルの低地にあり、コーヒー市場でも値の低いロブスタ種しか栽培できません。コーヒーの木はポルトガル植民地下で植えられたものが多く老朽化しており、収量の上下動が大きく収入が安定しません。
サココ青年組合コハル(KOHAR)は、ポルトガル植民地下でコーヒープランテーションに接収された地域の土地を、独立後、貧しい農民たちの元に取り戻すことを目的として地元の青年たちが2001年に立ち上げました。コーヒーの木の植え替えと同時に、多様な農作物をプランテーション跡地に植え、地域住民の暮らしを支える豊かな森に変えていきたいという展望を持っています。
KOHARのこのビジョンに寄り添い、多様な作物の苗をKOHARが育成して地元住民に提供できるよう苗床建設・運営を開始し、コーヒー、カカオ、果樹などの換金作物を栽培し、それらを市場につなげていく過程にともに取り組みたいと思います。
この事業は公益財団法人日本国際協力財団の助成で実施します。