ガザ地区は人や物の移動が制限され、繰り返される攻撃と破壊により、復興が進まない現状です。100万人の人びとが未だ必要な食糧を確保することもままならず、失業率は42%にのぼり、若い世代が将来への希望や夢を抱くことが難しい状況です。パルシックは、2014年の戦争を契機にガザ地区の緊急及び生活再建支援を、2016年からは西岸地区で循環型社会をつくるための支援を行っています。
2023年11月20日 ガザスタッフからの声(11/18-11/19)
ガザ地区北部だけでなく、南部への無差別空爆も一向に止む気配はありません。そんな中、ガザの同僚たちは結…2023年11月14日 10月7日以降のヨルダン川西岸地区の様子
10月7日以降、ガザ地区だけではなく、パルシックが循環型社会作り事業を行っているヨルダン川西岸地区で…2023年11月13日 ガザスタッフからの声(11/10-11/12)
11月10日 ユシフから ・朝から早起きし、自分で火を焚いて85人分のご飯を大鍋で作りました。限られ…2023年11月09日 ガザスタッフからの声(11/8)
11月7日時点でガザスタッフ6人の無事を確認できています。11/2の緊急集会では、ガザスタッフへたく…軍事封鎖により、人の移動や物流が大きく制限され、慢性的に失業率の高いガザ地区で、畜産農家の収入向上と女性のエンパワメントを目指します。
ガザ空爆被災者への食料物資支援と農家の生産再開支援(2021年7月~2022年8月)
2021年5月にイスラエルによるガザ地区に対する空爆で被災した世帯への食料や衛生用品等の支援物資の提供と農家が生産を再開するための支援事業を行いました。
ガザ地区での公園の緑化を通じた子ども・保護者支援事業(2018年9月~2019年8月)
ガザ地区にて、心にトラウマを負った子どもたちおよび保護者の心理的ケアと安全に過ごせる場所づくりに取り組みました。
人や物の移動が制限され、失業率の高いガザ地区で、女性世帯を対象とした生計支援を行っています。
2016年より、パレスチナ西岸地区のナブルス県、カルキリア県、セルフィート県でオリーブの植樹事業を中心に環境保全・緑化事業を展開してきました。2022年からは、ラマッラ県の農村で公共地への植樹事業を実施しています。
パレスチナ西岸地区にて、2016年からジャマインで、2019年から北アシーラで地域社会の環境意識の向上、分別・再利用を通したゴミの減量、作物栽培の生産量の拡大に取り組んでいます。
ガザ地区中部の国境沿いの地域で農業復興支援と食糧配布、子どものケアを行いました。
パレスチナ自治領に住むパレスチナ人475万人に対して、世界各国で難民となっているパレスチナ人が約615万人、イスラエル領土内にいるパレスチナ人が約147万人と言われています。生まれてから50年間難民として生きてきた人もいます。私たちはパレスチナ人たちの思い、文化をもっともっと知りたいと思います。
パレスチナ(Palestine) | |
面積 | 6,020平方キロメートル 西岸地区5,655平方キロメートル(三重県と同程度) ガザ地区365平方キロメートル(東京23区の約0.6倍) |
人口 | パレスチナ自治区約535万人(うち西岸地区約319万人、ガザ地区216万人) |
宗教 | イスラム教92%・キリスト教7%・その他1% |
パレスチナ人は1948年のイスラエル建国以来、人口の50%以上が難民となって近隣の中東諸国あるいは米国、ヨーロッパなどに散っています。ガザ、西岸の人口も1948年以前は他の地域に暮らしていた人たちが難民となってこの地域に居住している難民です。
世界各地に難民となっているパレスチナ人(令和4年6月15日、出所:外務省)
国/地域 | 人口 | |
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パレスチナ自治区 | 西岸地区 | 108万人 |
ガザ地区 | 164万人 | |
中東諸国 | ヨルダン | 246万人 |
シリア | 65万人 | |
レバノン | 54万人 | |
世界中のパレスチナ人合計 | 約1,400万人 |