PARCIC

居場所づくり

貧困化がすすむ日本で、地域内で見守りができる関係性の再構築を目指します。

経済的な貧困もさることながら、人と人との関係性の希薄さが指摘されている日本で、これまでパルシックが培ってきた経験を活かして何ができるのかを、2017年から考えはじめ、調査に着手しました。困りごとを抱え、だれにも相談できずにいるひとり親世帯、お年寄りの支援窓口の中間地点となれるよう、2018年6月に東京都葛飾区での居場所をスタートしました。

地域の居場所 コミュニティカフェ みんかふぇ事業

2018年6月に開設した、パルシック運営によるみんなの居場所「みんかふぇ」。

  • お子さん。お父さんやお母さんの帰りを待ちながら、ひとりぽつんと家でコンビニのお弁当を食べる・・・
  • ひとり暮らしの高齢者さん。気づくと1週間誰とも話をしていなかった・・・
  • お母さん。普段は仕事と時間と子育てに追われているけど、子ども食堂の時だけは食事の準備をする必要がないので、ほっと一息つける・・・

など、地域のボランティアさんのお力をお借りしながら、子ども食堂やコミュニティカフェ、宿題を見る学習支援、などの活動を通じて人と人とが繋がれる場所、困った時には相談出来るような「場」にしていきます。お近くにお越しの際は、ぜひみんかふぇにもお立ち寄りください。

みんかふぇ所在地

〒125-0063 葛飾区白鳥4丁目1-24 白鳥ダイヤモンドマンション109
TEL: 070-2156-9179
メール: mincafe-kameari#parcic.org(#を@に変えて送信してください)
Facebook:@parcic
LINE公式:@201jemgo
みんかふぇWebサイト:https://mincafe.parcic.org/

コミュニティカフェ

毎週 月・火・金 11:00~17:00

東ティモールやスリランカから届く、オーガニックのお飲み物をリーズナブルに提供しています。
フェアトレードなので、飲んで生産者への支援とつながる1杯です。

みんかふぇの運営に、ご寄付でのご協力をお願いいたします

コミュニティカフェの活動を通じて、地域の人と人とが繋がれる場所、困った時には相談出来るような「場」をつくります。みんかふぇを継続して運営していくために、ご寄付でのご協力をお願いいたします。

クレジットカード・銀行振り込みで寄付する

寄付のページよりお手続きをお願いいたします。みんかふぇを運営するパルシックは認定NPO法人です。ご寄付は寄付金控除の対象となります。

クレジットカードで寄付する

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食材・物資を寄付する

みんかふぇでは、ご希望のご家庭にお米や野菜などの食材をお渡しする「フードパントリー」を開催しております。石鹸1個、洗剤1袋、缶詰1個、調味料1本からありがたく活用させていただきます。ご寄付ご検討の際は、あらかじめみんかふぇまでご連絡いただきますようお願い申し上げます。

ご寄付食品の条件につきまして
・賞味期限が明記されており、1カ月以上のもの
・外装が破損していないもの
・未開封のもの

ご寄付いただいている食材・物資例:
食器用洗剤、衣類洗剤、石鹸、ティッシュ、トイレットペーパー、マスク、アルコール除菌シー ト、お米(精米後3か月以内のもの)、乾麺、お菓子類、調味料、缶詰、瓶詰、レトルト食品、インスタント食品、飲料

「おすそわ券」に参加する

おすそわ券とは「利用者様同士の支え合いにもとづいて発行する券」で“ペイフォワード”とも呼びます。利用者さんが次の利用者さんのために、先に参加費やコーヒー代をお支払いして、次の方がその券を使うことで無料でみんかふぇを利用できるシステムです。おすそわ券は1枚200円です。ぜひご参加ください。

Amazon欲しいものリスト

みんかふぇでは、フードパントリーを通じてご希望のご家庭へ配布したい用品を「Amazonの欲しいものリスト」に公開しています。皆様からの温かいご寄付をお待ちしております。
Amazonの欲しいものリスト

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すでに2,000カ所以上に広がっている「子ども食堂」。パルシックがつくる居場所でも出来れば毎日食事の提供をしたいと考えています。その中で見えてくることがあり、繋がりが出来、例えばご近所の住民の方々にボランティアとして関わっていただくことで、それが地域での見守りやセーフティネットづくりになっていく、と考えています。

厚生労働省が2012年に実施した国民生活基礎調査結果で「貧困状態にある子どもが6人に1人」と発表し国内外に衝撃を与えました。食事にも事欠く、学校用品が買えない、進学なんてもっての外、である子どもたちが大勢いることが分かりました。この結果を踏まえ官民挙げての施策を実施した結果、3年後の2015年同調査結果は6人に1人から7人に1人と改善の兆候がみられました。

数字自体は改善されたものの、7人に1人の子どもたち、またそのご家庭がいまだ苦しい状況にあることに変わりはありません。日本における貧困の問題はそれが可視化されないことです。例えば、ひとり親のご家庭では唯一の連絡手段としてお子さんに携帯電話だけは持たせている場合が多くあるようです。他方、食費を賄えない、夕飯はお菓子だけで済ませる、などといったことが起こっています。

「スマホを持っている≠貧困ではない」なのです。

この状況を何とかしたい!と始まった活動のうちのひとつが子ども食堂でした。現在、全国に大よそ2,300カ所の子ども食堂があると言われています。課題は将来の継続性と万一のアレルギー事故等の対応をどうするかです。

書籍

タイトル 著者 出版元 [出版年]
すぐそばにある「貧困」 大西 連 ポプラ社 [2015年]
「なんとかする」子どもの貧困 湯浅 誠 角川書店 [2017年]
下流老人 藤田孝典 朝日新聞出版 [2015年]
子供の貧困 池上 彰 筑摩書房 [2015年]
神様の背中 〜貧困の中の子どもたち〜 さいきまこ 秋田書店 [2015年]
陽のあたる家 〜生活保護に支えられて〜 さいきまこ 秋田書店 [2015年]
助け合いたい 〜老後破綻の親、過労死ラインの子〜 さいきまこ 秋田書店 [2017年]

映画

タイトル 監督 公開 [出版年]
誰も知らない 是枝裕和 日本[2004年]
わたしは、ダニエル・ブレイク ケン・ローチ 英・仏・ベルギー[2016年]

テレビ番組(一部有料で視聴可)