パルシックの十三浜における支援は緊急救援として4月~5月は物資配布、6月下旬に相川集落の避難所にて行われたイベントで「いしのまき環境ネット」さんとおもちつきを実施、避難所が解散する少し前に挨拶に立ち寄らせてもらう等、小さいながらも関わりをもってきました。その間に中長期の支援を見据えて生業支援をすることを決め、2011年8月より漁業支援を考え十三浜のこの8つの浜を調査、10月より漁業支援を開始しました。
石巻は水産業が盛んで、石巻漁港周辺には水産加工場が多く置かれ、沿岸部では牡鹿から雄勝、北上町まで牡蠣やホタテ、ワカメの養殖を生業に、刺し網、定置などでも実に豊かな魚種を収穫していました。しかし2011年3月11日に発生した東日本大震災では津波により沿岸部を中心に大変な被害を受け、生業としていた漁業のための漁具や船、作業場をも失いました。
十三浜の漁師さんたちは、ワカメ、昆布、ホタテの養殖業が中心でした。ホタテは2年、3年と出荷まで時間が必要ですが、十三浜におけるわかめ養殖は、10月中旬からわかめの種付け作業を行えば、生わかめは2月から、塩蔵わかめは2月末から刈取りがはじめられます。このことから、宮城県漁業協同組合北上町十三浜支所は、何もかも失った漁業者に一早く収入が得られるよう、わかめ養殖が年内に必ずスタートできることを目指して動き出しました。また、家も漁具もすべて失った方と、家が残ったものの船がない方など被災の大小に関わらず皆で支え合って復興に向けて一歩が進めるよう、組合員たちは共働での作業を考え始めました。
そこでパルシックは十三浜の美味しいわかめの復活を支援することで十三浜の漁師の皆さんの復興をお手伝いすべく、生業と生活の再建のための支援を実施することを決めました。わかめの加工のために重要な共同作業場の建設支援、種つけや収穫へのボランティア派遣、できあがった商品のマーケティングという形で、漁業復興のお手伝いをしています。
ホタテの稚貝とり
共同作業場でわかめの芯抜き作業中
わかめの種付けボランティア
2013年より、北上町十三浜産の海産物やその加工品、また北上町の農産物を販売する産直所の運営・管理支援を開始しました。この産直所は『十三浜産直センター』という名称になり、関係者の皆さんと協議し、協働で運営・営業してきました。同センターを実質的に運営・管理していく『十三浜産直センター運営管理組合』が組織され、その実施にあたっています。
十三浜の住民の方々から十三浜の海産物産直所設置のご要望を受け、パルシックとして
などのご支援を行ってきました。
十三浜の美味しいわかめの復活を支援することで十三浜の漁師の皆さんの復興をお手伝いすべく、生業と生活の再建のための支援を実施することを決めました。わかめの加工のために重要な共同作業場の建設支援、種つけや収穫へのボランティア派遣、できあがった商品のマーケティングという形で、漁業復興のお手伝いをしています。
営業時間:火、水、金、土、日曜日 午前10時~午後4時
定休日:月、木曜日 (2014年1月現在)
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