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東ティモール豪雨緊急支援

東ティモール豪雨 被害状況(4月6日)

4月4日に発生した豪雨から2日経ち、少しずつ被害状況が分かってきました。

洪水及び土砂災害は、東ティモールの8県と広範囲にわたり、2,065世帯(約10,325人)が被災し、21人の死者が確認されています[1] 。特に、首都ディリの被害が甚大で、市内には11の避難所が開設され、分かっている範囲だけでも3,000人以上が避難していますが、炊き出しや飲料水の配布が間に合っていないようです。また、公設の避難所だけでなく、親せきや近所の人が身を寄せ合いながら、集まる小さな避難場所が各地に出来ています。

避難先に自宅の物を全部トラックで運び出して泥を洗い流している様子。

パルシック事務所でも、日本人スタッフや現地スタッフが、浸水した書類や流された商品の掃除を進めていますが、土砂が多くなかなか進みません。

日本大使館前の陥没した道路

長年、コーヒー生産を続けてきたアイナロ県マウベシ郡の被害も大きいと現地スタッフから聞き、情報収集を続けています。

エルメラからマウベシに向かう道の途中の土砂崩れ

災害支援連絡網により、東ティモール政府、国連、支援関係者間で情報共有が随時行われていますが、災害の実態はまだ把握されておらず、今後被害はさらに大きくなることが予想されています。パルシックも、情報収集に努め、被災した人に支援を届けられるように活動を続けています。

昨日の呼びかけから多くの皆さんにご寄付や温かいメッセージをいただき、大変感謝しております。随時現地の情報や活動について更新していきますので、引き続きどうぞ宜しくお願いします。

【ご寄付のお願い】東ティモール豪雨 緊急支援

[1] UN Resident Coordinator’s Office (RCO), Timor-Leste: Floods Flash Update No. 1 (As of 5 April 2021)

(東ティモール事務所)

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