マルハバ(アラビア語でこんにちは)!
10月からパレスチナ・ヨルダン川西岸地区の中心地ラマッラーに駐在している高橋です。西岸地区にパルシックのパレスチナ事務所があり、この日記では私が住んでいるラマッラー(※1)での日々の様子をご紹介していこうと思っています。
日々の様子というと、まず気になるのは食べ物だと思います。ラマッラーの中心部にはたくさんのレストラン、カフェ、パン屋さん、ピザ屋さんが並んでいます。お米の料理もありますが、ランチに手軽にとなるとサンドウィッチやお総菜パン、ピザが多くなります。どれも10シェケル前後(2022年11月時点で約400円)で、事務所からランチタイムに出かけています。
薄いパン生地の上にザータル(タイムをベースにゴマや塩、スマックなどを混ぜたミックスハーブ)やチーズなどをのせて焼いたピザのような食べ物です。大きめの手のひらサイズです。
ラマッラー事務所のすぐ近くにある、とても人気のピザ屋さんです。手のひらサイズの一人前で焼いてくれます。たくさんの種類があるのですが、私がまだアラビア語で注文できないため、なかなか希望の注文ができずにいます。
パンに疲れた時に、パン以外を食べたくてオムレツを注文したら出てきたもの。注文した時にお店の人が「パンもつくよ」とは言ってくれたのですが、パンの上にオムレツがのってくるとは思いませんでした。「ナブルス」は西岸地区の地名で、クナーファというホワイトチーズ(※2)をたっぷり使ったアラブスイーツの発祥の地とされています。ホワイトチーズを使った他の料理にも、「ナブルス」とついていることがあります。
店内で食べると、このピクルスセットがお通しのように出てきます。オリーブ、ガーキン(小さいキュウリ)、カブ(赤く色づけされている)、唐辛子などのピクルスに、生のトマトやキュウリのスライスがついてくることもあります。
実は赴任してから自炊する環境が整うまで、何日も3食パン生活が続いたためか、1週間ほど胃の調子が悪くなってしまいました。小麦アレルギーになってしまったのかと心配もしましたが、今ではすっかりパンと仲直りしています。
※1:ラマッラーの基本情報については、以前の駐在員のレポートを参照ください 。
※2:ホワイトチーズとは、牛乳や羊乳で作ったフレッシュチーズを塩漬けにしたチーズです。西岸では、スーパーマーケットに行けば様々な種類のチーズを見かけますが、パレスチナでチーズと言えばまずはホワイトチーズのことを指します。
パレスチナのチーズ料理とチーズの作り方(READYFORクラウドファンディングサイトへ)
(西岸事務所 高橋)