パルシックが紅茶の有機栽培事業を実施しているマータラ県を含むスリランカの南西部一帯で、5月25日から激しい降雨が襲い、洪水と土砂崩れで60万人近くの人が被災し、200人以上の方が亡くなっています。ゴール県、カルタラ県、ラトゥナプラ県、マータラ県の4県が最大の被災地です。
パルシックの紅茶有機転換事業を担当しているデニヤヤスタッフと紅茶の有機栽培を行っている組合、エクサの被災を免れたメンバーが直後から緊急支援を開始し、まずは緊急の食糧配布を行っています。
避難所や親せきの家に避難していた被災者は少しずつ家に戻り始めましたが、紅茶農家は毎日収穫していた茶葉を出荷できず、いまだ生活は困難です。パルシックはマータラ県コタポラ郡にて生活に必要な食糧や寝具、ずぶ濡れで使えなくなってしまった子どもたちの教科書や文房具等の配布を実施します。
マータラ県コタポラ郡の15村において、被災者支援として以下の活動を行い、2017年10月10日をもって事業を終了しました。
1.緊急食糧、衛生用品、日用品のセットを150世帯に配布
2.文房具セットを5つの学校で合計377生徒に配布
3.靴と靴下のセットを5つの学校で合計250人に配布
4.マットレスを100世帯に配布
5.洪水、土砂崩れによって家屋が損壊した167世帯に家屋を修復するため建設資材や建設技術者の支援
6.防災セット(救急箱、防水バッグ)を250世帯に配布
7.小規模な土砂崩れの土砂撤去(2世帯)
この事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援と皆様からのご寄付で実施しました。
皆様からのご寄付による支援を感謝いたします。