Botardi!インターンの黒沢舞衣です。
今回は、パルシックが行っている女性の生活向上支援の中から、ディリ事務所のマーケティングチームの活動をご紹介します。パルシックは6地方、12の女性グループが作る商品を、「アロマ・ティモール」というブランドでディリ市内の市場に出荷しています。そしてその全ての業務を担当するのが、マーケティングチームのマルタさんと、9月から加わったファティさんです。私は首都ディリにいるときはたいてい、マーケティングの仕事を手伝います。
ディリ事務所の一角には、アロマ・ティモールの商品がたくさん保管されています。マルタさんは在庫が少なくなると、生産地に発注の電話をします。バスなどに載せられた商品がディリの事務所に到着すると、私たちは大量の商品の検品を行います。数が正しいか、市場に出せる質であるかなどをチェックした後、賞味期限のスタンプを押した私たちのオリジナルラベルを、商品に一枚ずつ貼ります。これがとても根気のいる作業で、ずっと一人で行ってきたマルタさんはすごいなあと感じました。テトゥン語が話せるようになってきてからは、世間話をしながら和気あいあいと作業できるのが楽しいです。
アロマ・ティモールの商品は、ディリ市内9つのスーパーやカフェ、レストランなどで販売されています。また、パルシックが運営する「カフェ・アロマ・ティモール」は、ほとんど全てのアロマ・ティモールの商品が購入できる、アンテナショップ的な場所です。
私たちは週に2回ほどアロマ・ティモールの商品が並ぶスーパーを訪れ、在庫を確認します。何がいくつとメモをすると、事務所で商品をプラスチックコンテナに詰め、納品書を作成します。アロマ・ティモールの商品はとても種類があるので、はじめ私は必要な商品を見つけるのにとても苦労し、部屋の中を行ったり来たりしていました。ドライバーとともに、一度で3つほどのスーパーに出荷をしに行きます。
また私は現在、アロマ・ティモール商品の生産現場を一人で巡り、女性グループの方々に混じり作業を体験させてもらっています!その様子も今後お伝えできればと思います。
(インターン 黒沢舞衣)