PARCIC

森林保全型農業事業

苗木配布後のモニタリング

苗木を配布した後、それらがちゃんと苗木を植えられているか、確認しに行きます。

よくあるのが、貰えるものは貰うけど、後はそのまま放置なんてことも。せっかく種から苗になるまで育ててもらったのですから、植えなければ宝の持ち腐れです。今回はクロロ地区のお宅へ訪問しました。

お宅訪問といっても一筋縄にはいきません。途中までは車で行けるのですが、それから家のある場所までは川を渡らないといけないのです。

車で行けないので、歩いて川を渡ります

車で行けないので、歩いて川を渡ります

家へ着いたら、配った苗木を植えてあるか確認します。案の定、まだ植えていないとのことだったので、手が空いていた子供たちに植え方のトレーニングをしました。本当は大人も一緒にというところなのですが、雨季で作物の植え付け期ということで、みんな畑へ出てしまっているそうです。

植え方は以下のような手順で行いました。

1. 植えるための穴を開けます。鉄の棒で穴掘り。

植えるための穴を開けます。鉄の棒で穴掘り

2.苗木をポリバッグから取り出して、掘った穴に植えます。

苗木をポリバッグから取り出して、掘った穴に植えます

穴の中心にきれいに植え付け

3.穴の中心にきれいに植え付け、

植えた後は、土を被せます

4.植えた後は、土を被せます。

植え終わったら、動物に食べられないように、木の棒で囲います

5.植え終わったら、動物に食べられないように、木の棒で囲います。

目印となるよう、ポリバッグを木に刺して

6.目印となるよう、ポリバッグを木に刺して、

目印となるよう、ポリバッグを木に刺して

7.完成!

完成

参加者全てのお宅を回れれば良いのですが、同じ地区内でも家と家が遠く離れている箇所も多く、なかなか難しいです。色んな調査に付随して、今後も苗木のモニタリングを続けていきたいと思います。

(東ティモール事務所 宮田悠史)