PARCIC

コーヒー畑改善事業

コカマウとの深煎りな日々5 ~コーヒー収穫期~

相変わらず首都ディリに滞在中の工藤です。

6月後半は多くの東ティモール人がサッカーのヨーロッパ国際トーナメントに熱狂していました。時差の関係で深夜の1時かもしくは4時開始の試合ばかりでしたが、特に縁の深いポルトガルの試合がある日は夕方から若者たちがトラックの荷台に乗って国旗を振り回しながら街中を暴走(?)している様子がよく見られました。パルシックのディリ事務所のスタッフはほとんど女性ですが、彼女たちも夜遅くまで起きて応援していたようで、試合の翌日はまずサッカーの話から始まりました。

サッカー観戦が始まったタイミングで首都の外出制限が解除になり、街のフットサル場で汗を流す人たちの様子も見られるようになりました。日本にいるときは多い時で週5回プレーするくらいフットサル好きな私ですが、念のため不特定多数との運動は避けているため、いつも一緒にボールを蹴りたい気持ちを抑えながらフットサル場を後にします。

自宅から徒歩圏内のフットサル場。今はまだ見ているだけ

さて、マウベシはコーヒーの収穫期に入っています。赤く色づいたコーヒーの実や収穫後の加工、乾燥の様子などの画像が送られてきます。私がこの事業に携わるようになってから1年半が経過したのですが、新型コロナウィルスの影響によって2期連続で現地での収穫に立ち会うことができていません。

いまだ実物を見たことがない収穫期のコーヒーの赤い実

今日はディリの海岸近くにあるパルシックのコーヒーの二次加工場に行き、たまたま日本に輸出するハーブティーをマウベシのスタッフが運んできているところに遭遇しました。

ハーブティーを下ろして空いた荷台のこのスペースに隠れて乗って行けば意外とバレずにマウベシに行くことができるのではないかという考えが頭をよぎりましたが、もちろんそんなことはできるはずもなく、積み込みを手伝って二次加工場を後にしました。

ビニールシートでもかぶって荷台に乗れば多分バレない

マウベシのスタッフはもうすでに今年のコーヒーを試飲しているそうです。 今年のコーヒーはどんな味がするのでしょうか。

ディリに届くのが今から楽しみです。

今年からコーヒー畑改善事業に参加したグループのメンバーとパルシックスタッフ

(東ティモール事務所 工藤竜彦)

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