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大雨による洪水被災者支援

東ティモール 洪水被災者支援レポート 3月28日(土)

雨季の東ティモールでは26日、27日と事務所前の道がふたたび川になるほどの大雨でした。幸い事務所は浸水しませんでしたが、次の雨に備えて集落長の音頭の元、住民のみんなと一緒に川と溝のごみ掃除をしました。

大雨が降るたびに事務所前は川に

大雨が降るたびに事務所前は川に

洪水発生から2週間が経ちました。25日付の内務省からの首相レポートによると、最新の被災者数は4,792世帯ですが、実際に被災した地域を周りながらもともとの住民数と住居の位置を比べてみると、この4,792世帯の中には全壊と半壊の世帯は含まれていても、床上浸水と床下浸水(一部損壊)程度の世帯は数に含まれていない様子で、床上浸水(1m以上)の世帯までを含めば被災世帯数は合計で6,000世帯ほどになるのではないかと感じています。

現在、全壊した世帯の住人は、政府の用意した一次避難所(アパートメントのような場所)に住んでいる人たちと、家族の家に一時的に避難している人たち、田舎に帰った人たちの3つのケースに分かれています。床上浸水で建物自体が残っている世帯はそのまま被災した家に住み続けている人たちが多い印象です。

引き続き現場を見て回り、正確なデータを出していきたいと思っています。

コロナ対策で現地スタッフが自宅待機のため、日本人ボランティアで提供物 資の準備

コロナ対策で現地スタッフが自宅待機のため、日本人ボランティアで提供物資の準備

提供物資でいっぱいの事務所

提供物資でいっぱいの事務所

(東ティモール事務所 林 知美)

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