レバノンのラマダン、スイーツな日々
レバノンでは1か月のラマダン(断食)が5月12日に終わりました。ラマダンの最中は、いつもだと飲食が出来る日没後から日の出までの間、人びとは日没の食事(Iftarイフタール)後にカフェで友達と会って夜遅くまで楽しんだり、店も深夜まで開いてるためショッピングを楽しんだりします。しかし、今年は新型コロナウィルスの影響で、夜9時30分から翌朝の日の出まで外出禁止令がレバノン全土で出ていたため、多くの人は日没後も家で過ごしたとても静かなラマダンでした。そのラマダン期間中に食べたレバノンの食事をちょっと紹介。近所のパン屋の人がラマダン期間中特別に、普段はメニューにない料理を作ってくれました。
Khabisa(ハビーサ):ローズウォーターの甘さと香りが効いたゼリー 材料:コーンスターチ、砂糖、ナッツ、ローズウォーター
Mufattaka(ムファッタカ):もち米を使わないが食感は餅のようで、ターメリックスパイスの香りが効いている。 材料:米、砂糖、タヒーニ(ゴマソース)、ターメリックスパイス
Sfouf(スフーフ):ターメリックスパイスが効いたスポンジケーキ 材料:セモリナ粉、タヒーニ、ベーキングパウダー、牛乳、砂糖、ターメリックスパイス
yaqTeen keppe (ヤクティーン キッペ):通常キッペ(ブルゴル米とラムの挽き肉を揚げたもの)にはカボチャは入っていないのですが、特別にカボチャのキッペを作ってもらいました。時期でないためとてもカボチャが固く、手をけがしてしまったそうです。翌日にはカボチャのスープも作ってもらいました。 材料:かぼちゃ、ひき肉、玉ねぎ、ギーオイル、スパイス、ブルゴル米、ヒマワリの種
Meghli(メグリ):ベイルートで有名なプディングのお菓子。赤ん坊が生まれた時に食べるお菓子。 材料:米粉、砂糖、シナモンパウダー、キャラウェイの種、アニスの種、ココナッツパウダー、ピーナッツ
Roz w haleb(ロズ ウ ハリーブ):ミルクプディング 材料:米、ミルク、砂糖、コーンスターチ
Mamoul(マムール):ラマダン終了後の翌日のイードの祝祭で食べるクッキー 材料:セモリナ粉、バター、イースト、ローズウォーター、ウォールナッツ、砂糖、ミルク
(レバノン事務所 大野木)