アーユーボワン!(シンハラ語でこんにちは!の意味)
5月末の豪雨による洪水、土砂崩れから約2か月が経とうとしています。
今回の被害で亡くなった方(行方不明含む)が多かったのは、大きな川が流れるラトナプラ県とカルタラ県でしたが、家屋の損壊被害が一番多かったのはマータラ県でした。マータラ県全体で大小含めて家屋の損壊被害は4,000件以上でした。これはマータラ県にある家屋の約15%がなんらかの損壊被害を受けたことになります。
そこで、パルシックは6月末から小規模有機紅茶栽培農家グループ「エクサ」の活動地マータラ県のデニヤヤ周辺で家屋の損壊被災者への支援活動を始めました。ほぼ1か月かけて16村の206世帯を訪問し、被害の状況を確認しました。現在、役所やコミュニティーのリーダーの協力を得て、パルシックで支援できる世帯の確定作業をしているところです。支援対象の確定後は、損壊した家屋の修復に必要な資材の提供、大工など技術者の提供を行います。
※この事業はジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援で実施しています。
(スリランカ事務所 高橋 知里)