PARCIC

デニヤヤ小規模紅茶農家支援

紅茶便り#13 コンポストセンター建設中

アーユーボワン!
デニヤヤではコンポストセンターの建設が完成間近です。コンポストセンター開始の報告から時間が経ってしまってすみません。
建設には、柱や床にコンクリートが必要ですので石工さんに指揮をとってもらいながら、エクサ(紅茶の有機転換をしている共同出荷グループ)のメンバーや周辺の農家が作業に来てくれています。
まずは、整地した敷地に柱をたてる作業から始まりました。柱をたてるのは、コンクリートのブロックを型ごと積み上げていき、ブロックが一段乾くと、次のブロックをのせるという作業を繰り返します。ブロックが乾くのにかなり時間がかかりました。というのも、10月から11月にかけてはスリランカ全体で大雨が続いたせいです。雨の季節ではあるのですが、今年はいつにもまして雨が多かったようです。雨のせいもあり(もちろん、雨のせいだけではないのですが)コンポストセンターの建設作業がかなり遅れをとりました。屋根ができてからは、牛を1頭ずつ区切るための鉄の柵を立てる作業(柵自体は村の鍛冶屋さんに作ってもらいました)、床にコンクリートを敷き詰める作業、牛舎周辺には牛の糞尿をコンポスト・プロットに流しやすいように溝を掘る作業、牛の餌や水を入れる箱などを作る作業を進めてきました。

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石工さんの指示の下、スタッフのサンパットのお兄さんが溝を作る準備をしています。

 

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整地しただけの建設地に柱が立ち始めている様子。まだ近所のちびっ子の遊び場になっていました。

 

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コンポストセンターの視察中、突然の豪雨で、傘を忘れた高橋は葉っぱの傘で帰ります。

 

いつも作業に来てくれている通称カルアイヤー(直訳すると黒いお兄さんという意味)。作業場の蚊 よけのためココナッツ殻を燃やしています。

いつも作業に来てくれている通称カルアイヤー(直訳すると黒いお兄さんという意味)。作業場の蚊よけのためココナッツ殻を燃やしています。

 

当初の予定からかなり遅れてしまっていますが、牛を入れて完成するのは12月26日を予定しています。地域でお世話になっている人や、もちろんエクサのメンバーを招待して簡単なオープニング・セレモニーを行う予定です。今年はちょうどパルシックのデニヤヤ・スタディツアーも重なっているので、ツアーの参加者のみなさんにもちょうどお披露目できる予定です。

(デニヤヤ事務所 高橋知里)