PARCIC

デニヤヤ小規模紅茶農家支援

小規模有機栽培茶農家グループ・エクサのメンバー紹介#1

「エクサ(エクサ・カーボニッカ・テー・ワガーカラワンゲ・サンガマヤ(シンハラ語で「有機茶栽培農家協働グループ」の意味)」は、2011年にデニヤヤ周辺の2つの村の25世帯の農家で紅茶の有機転換に挑戦し始めました。2020年現在は5つの村に広がり、約80世帯のメンバーがいます。これから、メンバーを少しずつ紹介していきます!

マドゥワンティさんは、北パッレガマ村に住んでいて、2019年3月からエクサに参加して有機転換を開始しました。夫のプリヤンタさんと一緒に10年ほど前から茶栽培(化学肥料を用いて)を始めていました(マドゥワンティさんの両親も夫のプリヤンタさんの両親も、茶農家だったため茶畑での仕事を手伝ってきており、茶栽培の経験はもっと長いです)。化学肥料を使わないことで、農作業中の健康被害を抑えられること、マドゥワンティさんたちには15才、7才、4才の3人の子どもがいて、子どもたちの健康のためにもよい、と考えて有機転換に踏み切りました。また、栽培したお茶が日本に届けられるということにも興味を持ったそうです(*)。所有する茶畑の30%ほどの面積から有機栽培に転換し始めました。将来的には全面積を有機茶畑にしたいと考えています。

(*)茶の場合JAS有機認証を得るためには、有機に転換を始めてから3年間かかります。したがって、マドゥワンティさんのお茶がパルシックの有機紅茶としては日本に輸出されるには、もう少しかかります。

マドゥワンティさんの有機転換中の圃場。茶摘みの時の目線から。

栽培記録のチェックを受けているマドゥワンティさん(左)とチェックしている現地スタッフのリーラ(真ん中)。農家にとって、栽培記録をきちんとつけ続けることが、有機栽培で一番大変な作業かもしれません。

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