コミュニティ緑化イベント2日目。
今度は子どもたちが心理社会的ケアプログラムに参加するため通っている、Rural Women’s Development Society と Women Sanabel Society の2つのCBO(Community Based Organization:コミュニティを基盤にした市民団体)の庭で植樹を行いました。芝生を敷いて花壇を作り、薔薇やナンヨウスギ、ガジュマルなどを子どもたち、保護者、スタッフが協力して植えつけました。最後に囲いのフェンスや壁を修復して完成です!
参加した子どもたちは
「冬は庭が泥だらけになっていたけど、いまは芝生があるので前より好きになった」
「壁やフェンスも設置したことで、前よりもプライバシーが守られていると感じるようになった」
「庭がバラや芝生できれいになったので、前よりも長い時間遊んでいられる」
と自分たちで整備した庭を大いに気に入ってくれたようでした。
活動後の聞き取り調査では、保護者からも様々なコメントをいただきました。
「子どもたちが自分で植樹したので、より『自分たちの場所なんだ』という意識が強くなったように思います」
「以前の庭には金属片やガラス片があって危なかったけれど、自分たちで土をならし、芝生も敷くことができたので子どもたちも安全に遊べるようになりました」
などの声がありました。CBOでは保護者向けのワークショップも行っていますが、後日訪問した際には、ワークショップの合間に、庭に設置したベンチでくつろぎながらおしゃべりするお母さんたちの姿も見かけました。
※この事業は「連合愛のカンパ」の助成、RWDSとSanabel、デイル・アルバラ町役場およびワディ・アルサルカ町役場の協力により実施しています。
(ガザ事務所 タグリード)