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ガザ地区での公園の緑化を通じた子ども・保護者支援事業

ガザ:コミュニティ緑化イベント いよいよ開催

ガザ地区中部デイル・アルバラ県でのコミュニティ緑化イベントは、いよいよ当日を迎えました!もともとは11月15日に予定されていたこのイベントですが、ガザ地区の治安の悪化[1]により11月20日に延期となりました。

当日は75人の子どもたちとその保護者、ボランティアさん、スタッフ総勢約116人が協力して2つの公共の公園に花や街路樹を植えました。参加してくれたのは、パルシックのパートナー団体であるCBO(Community Based Organization:コミュニティを基盤にした市民団体)、Rural Women’s Development Society と Women Sanabel Society で心理社会的ケアプログラムに参加している子どもたち。

緑化活動を終えて

緑化活動を終えて

まずはワディ・アルサルカ町のサッカー場から植樹を開始。その後少し離れたデイル・アルバラ公園にみんなで移動し、植樹後昼食とお楽しみ会を行う盛沢山な計画です。スタッフは早朝からCBOスタッフやボランティアさんたちと最終打ち合わせ。農業専門家は公園に前入りして植物の搬入確認と大忙し。そこに続々と参加者がやってきます。出欠を確認した後、徒歩でサッカー場へ移動。観葉樹などの大きな植物の運搬にはお父さんたちが活躍してくれました。植樹を終えた子どもたちはさっそく大はしゃぎでサッカーに興じ始めます。

サッカー場での緑化活動

サッカー場での緑化活動

大きな木を植える際にお父さんたちが大活躍

大きな木を植える際にお父さんたちが大活躍

サッカー場の植樹が終わったら、今度はデイル・アルバラ公園に移動し、色とりどりの花や木を植えました。また、公園をきれいに清掃し、木にも植物用のペンキで色を塗りました。緑化活動にいそしむ子どもたちを応援するため、ピエロや着ぐるみのパフォーマーが駆けつけてくれ、子どもたちにフェイス・ペインティングをしたり、植樹が終わった後はみんなで昼食を囲むかたわら、歌や踊り、パントマイムのパフォーマンスを楽しんだりしました。

子どもたちもフェイスペイントを楽しむ

子どもたちもフェイスペイントを楽しむ

[1] 2018年11月13日、ガザ地区内に侵入したイスラエル特殊部隊がハマスの軍事部門の要人を殺害したことに端を発し、治安が悪化。ガザ地区からのロケット弾とイスラエルの空爆の応酬が続いた。

※この事業は「連合愛のカンパ」の助成、RWDSとSanabel、デイル・アルバラ町役場およびワディ・アルサルカ町役場の協力により実施しています。

(ガザ事務所 タグリード)

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