2018年にガザ南部で開始した「酪農を通した女性グループの生計支援事業」が、2022年2月に完了しました。これまで事業で支援してきた女性たちは、共同で羊小屋を運営し、子羊や生乳、乳製品を販売することで、収入を得られるようになりました。
乳製品作りに意欲をもつ女性たちを中心に設立した女性協同組合の活動も少しずつ成果が出てきています。2022年1月に、組合のチーズ工場が完成。地元のスーパーやレストランなどに、ホワイトチーズや菓子用チーズの販売を始めました。
また、2月22日には、工場の落成式典(兼チーズの試食会)を開催しました。式典には在イスラエル大使館から松井一等書記官(対パレスチナ日本政府代表事務所)や友澤書記官、ガザ農業省ラファ地区長官や、チーズ工場のあるアルショカ村の市長などにもご参加いただきました。式典は現地メディアにも取り上げられるなど、大成功のうちに終わりました。
(ガザ事務所)
※この事業は外務省NGO連携無償資金の助成と皆さまからのご寄付により実施しました。