PARCIC

パレスチナ

ガザスタッフからの声(10/24-10/25)

10月24日

アブダッラーから

・私と私の家族は強いです。この戦争がはじまってからガザ市の自宅から避難して、現在もラファにいます。家に帰りたいですが、私たちが住んでいたエリアは激しい空爆で壊滅状態ですので帰れません。戦争が終わったら帰ってみたいです。
・止むことのない空爆とランダムな砲撃で、ガザの全ての人が死ぬか怪我をすることになるでしょう。
・この状況をビデオで伝えたいですがインターネットがとても弱く残念ながら送れません。
・現状はとても過酷で、生きるために必要な基本的な物資や水の確保など全てが困難。

10月25日

ユシフから

・私も家族も近隣の皆も無事です。私は父の4階建ての家にいて、家族や友人など80人がこの家に皆でいます。
・昨晩の空爆で近くの3棟が被害にあい60人が亡くなりました。また友人のバスドライバーも家が空爆を受けて家族・姉妹・子どもと一緒に亡くなりました。彼はとても平和的な人でした。なぜ彼らを狙ったのでしょうか。私は今朝どうしても彼を最後に見たくて病院に行きましたが見られませんでした。
・私たちガザ市民が望んでいることは、水や食料ではなく今すぐ空爆が止まることです。即時停戦です。平和を求めています。どうか私たちのために祈り続けてください。
・私も家族も今は安全です。もちろん空軍機の音や遠くの空爆の音は常に聞こえます。夜は4時にようやく寝ることができて3~4時間だけ仮眠をしました。これが今のサイクルです。
・食べ物も飲料水も買えます。冷蔵庫が使えないので、毎日家から10分の場所にあるスーパーに今日の食料を買いに行きます。野菜も買えますが高いです。特に並びません。私の近隣には6つのスーパーがあります。パン屋は4~5時間並びます。
・野菜も道で売っています!家の外では、きゅうり・トマト・玉ねぎ・レモンが売っています!
・今朝はサンドイッチ、ザアタル、チーズを食べました。幸い食料と飲み水は確保できています。
・ただトイレとキッチンの水が足りていなくて、4日に1回それらに使っています。衛生環境は悪いです。
・銀行も全て閉まったので、ATMも動いていません。幸い、手持ちの現金はまだあります。

サハルから 

・状況は本当に悪いです。連日大きな空爆が続いていて、沢山の家族や子どもで身を寄せ合っているので、子どもたちが叫び大泣きしたり、皆の考え方も違っていたり、コントロールできなくて疲弊しています。
・今日はたまたまマフムードにばったり会いました。思わず泣きました。彼は今UNRWAの学校に両親と避難していますが飲み水がないです。私が避難している叔父の家に水が少しあるのでマフムードに40リットルほど分けました。偶然にも近くにいることが本当に嬉しかったです。
・マフムードの顔は疲弊して別人のようでした。家族たちの面倒を見続けて疲れ果てていました。
・お金はで少しだけおろせたようです。
・パンを買うのに何時間も並ぶので、家でパンを作ろうとしましたが自宅のオーブンはガスが必要なので、近くのガスが不要のオーブンを持っている人の家にお邪魔してパンを焼かしてもらいました。パンを焼いたことはないので大変です。
・洗濯も一週間できていないので溜まっています。とても手洗いはできません。水も大量に必要ですし。
・飲み水が足りなくて、子ども優先なので大人は極限まで我慢しています。
・市からの水は来ていません。水タンクの業者に電話しても出ません。

タグリードから

・飲み水がなくて本当にしんどいです。もちろん市役所からの水は来ませんし、私の家は他の家よりもフロアが高いので、ジェネレーターが動かなければ水を引っ張り上げることもできません。水がないので料理もしません。残っている缶詰だけ食べています。スーパーも在庫がないです。
・昨日、家から200m近くで空爆がありました。歩いて2分以内の場所です。昼夜問わず空爆が続き、とにかく怖いです。朝2時以降に空爆が続き、怖くて眠れず泣いていました。空爆で灰も飛んできますし、ゴミの悪臭も凄くて窓を全部閉めました。
・ガスシリンダーももう少しでなくなります。パンを焼けるのもあと1回くらいでしょうか。外は本当に危ないので全く出ていません。1回だけ出ましたが、それは夫の親族がなくなったので。本当は外に出たいですが怖いです。
・停戦を望んでいますが、イスラエルや国際社会が私たちを動物以下だと思っていることが本当に言葉にならないです。私たちはただの数なのです。