インドネシアでは、3月2日に初の感染者が確認されて以来感染拡大が続いており、6月23日現在47,896名の感染、2,535名の死亡が確認されています。感染がある程度収まり規制を緩和する国が多い中、ここ最近は毎日 1,000人前後の新規感染者が確認されており、増加傾向にあります。パルシックの事業地である中部スラウェシ州では3月26日に初の感染者が確認され、6月23日現在179名の感染、4名の死亡が確認されています。
3月16日、中部スラウェシ州知事から、外出自粛の要請が出され、集まりも実質禁止となりました。子どもの居場所活動(CFS)は一時中断、3月末に予定していた女性への生計支援の勉強会も中止し、講義動画を作成し配信し、現地スタッフが電話によるフォローを女性たちに行いました。
新型コロナウィルス感染予防策として、CFSに参加してきた子どもたち(355名)、生計支援に参加している女性たち(250名)、合計605名に衛生用品(石鹸5個、タオル2枚)を配布しました。また、新型コロナウィルスに関する基礎情報、正しい手洗いの仕方、相談できる連絡先などを記載したリーフレットを作成し、スタッフが家庭訪問しながら、衛生用品を配布し、リーフレットの内容を説明し、正しい手洗いを実践してもらいました。
フォローアップとして、6月12日から再度子どもたちや女性たちを個別に訪問して、慢性的な水不足の中で手洗いを行う必要があることから簡易手洗いキットを配布しました。同時にUVジェルを使用し、洗い残しが一目でわかるようにして、正しい手洗いの徹底を促進しています。