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[ご寄付のお願い]レバノン・ベイルート大規模爆発 緊急救援

※こちらの寄付キャンペーンは終了いたしました。たくさんのご寄付に心より感謝申し上げます。

8月4日18時頃、レバノンの首都ベイルートの港湾地区の倉庫で大爆発が起こりました。死者135名以上、負傷者人5000人以上、30万人が住宅を失ったといわれ、レバノン政府は5日、2週間の非常事態宣言を発しました。爆心から2.5kmほど離れたパルシックのベイルート事務所でも窓ガラスが大破し、パソコンは爆発の圧力で飛びました。幸いにもスタッフはけがもなく無事でしたが、ガラス片の片づけに追われています。

パルシックは、レバノンでシリア難民を対象として、難民の子どもたちの教育や越冬支援などの活動をしています。人口450万人の小国にパレスチナ難民に加えて、100万人をこすシリア難民を抱えることはレバノンにとって大きな負担となっています。また、レバノンは現在、内戦以来の経済危機に陥っており、2019年10月より、現地通貨の価値が過去8ヵ月間で80%以上下落し 、インフレ率は、2019年10月から2020年5月までの間に約43倍 に上昇、さらに新型コロナウィルスのロックダウンで多くの人が仕事を失ったために、明日のパンすら購入できない人が大勢います。

このような状況で、爆発により破損したガラスや家屋の修繕をすることは人びとにとって不可能とも言ってもよく、今回の爆発で、食糧の80%を輸入に頼るレバノンの最大の輸入拠点が全壊したことから、今後、ますます物資不足と物価高騰が見込まれます。

そこでパルシックでは、緊急に被災者のための食糧支援を行います。

皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

<下記はレバノンの物価の目安です。>

1,000円:新鮮な飲み水約12本
3,000円:食糧バスケット(豆、米、砂糖、塩、パスタ、魚缶等)
6,000円:食糧バスケット+コロナ感染対策の衛生用品(マスク、グローブ、殺菌剤、石鹸等)
10,000円:深刻な被害を負った方や家族を亡くされた方への臨床心理士によるカウンセリングサポート
50,000円:破損した家屋の修復(1棟、軽破損の場合)

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