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【1.27開催オンライン集会】ガザ空爆から8カ月:遠い復興、パレスチナの今と未来

昨年5月のイスラエル軍によるガザへの11日間にわたる空爆から8カ月が経ちます。

パルシックはイスラエルとハマスの停戦合意後から、空爆による被害を受けた人たちに対して、皆さまからのご寄付、およびジャパンプラット・フォームを通した政府資金で食料配付、小規模農家の生産再開支援を行ってきました。

ガザ空爆被災者への食料物資支援と農家の生産再開支援

しかし停戦後もイスラエルによる検問所の封鎖が長引いたため、破壊された建物や農業施設の修復に必要な資材が入手できず、復興は遅れています。2007年から続くイスラエルによる軍事封鎖で、そもそもガザには産業が乏しく、2014年の50日間にわたったイスラエルとの軍事衝突によって受けた被害からの再建も、まだ達成できていませんでした。

今回は、5月の空爆から8カ月たったガザの今の状況および緊急支援事業について、パレスチナ現地駐在員とガザ現地スタッフから報告します。

また共に緊急支援事業を行っているパレスチナの現地NGO、Palestinian Agriculture Relief Committee(PARC=パレスチナ農業復興委員会)のプログラム局長、イザットさんをお迎えし、パレスチナの現状、将来についてお話してもらいます。

オンラインで開催しますので、どなたでもお気軽にご参加ください。

開催概要

日時:2022年1月27日(木)19:00~20:20
場所:オンライン(ZOOM)
参加費:無料(要予約)
言語:日本語、英語(通訳あり)

お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
お申込みいただいた方に、別途メールにて2日前までにZOOMのURLをお送りします。

スピーカーのご紹介

イザットさん (PARC(Palestinian Agriculture Relief Committee=パレスチナ農業復興委員会)プログラム局長)

パレスチナ、ヨルダン川西岸のデイル・イスティア村出身。現地NGO、PARCの責任者として、パルシックとともに、2014年と2021年のガザ空爆後の緊急支援に携わる。エジプトのアレクサンドリア大学で海洋工学を専攻し、卒業後はエンジニアとして船で世界中を回る。その後、パレスチナのビルゼイト大学で廃水管理を学び(中退)、PARCに入職。現在パレスチナの農業支援に従事している。

サハル(ガザ事務所 プロジェクト・オフィサー)

16歳で結婚し、4人の子どもの出産と育児のかたわら学士を取得。難聴の子どもたちを支援するNGOでの勤務を経て、パルシックへ入職。パレスチナ事務所開設時からいるスタッフの一人。ガザ空爆のときには現地から日本の多くの人たちにメッセージを伝えた。

関口(パレスチナ事務所 プロジェクト・オフィサー)

お茶の名産地宇治でゆるりと育つ。高校生のときに読んだチョムスキーに衝撃を受け、パレスチナ問題に興味を持ち始める。大学、大学院ではユダヤ系アメリカ人とイスラエルをテーマに研究し、2017年11月よりパレスチナに駐在。

橋村(パレスチナ事務所 プロジェクト・オフィサー)

大学卒業後、日本の民間企業で数年間勤務した後、青年海外協力隊に参加。 ネパールで、主に女性と子どもの支援に携わる。その後、イギリスのヨーク大学に進み、外務省での非常勤職員を経て、パルシックに2021年入職。パレスチナ赴任直後にガザ空爆が起こった。