PARCIC

南部州デニヤヤで糖蜜づくりを支援 (2010年4月~2011年3月)

スリランカの南部デニヤヤで、この山の中の農民たちが、キトルヤシの蜜を採取してキトルハニーやハクルを作り、地元のNGOと共に市場に出すお手伝いをしました。

2010年より、スリランカの南部デニヤヤで、新しい事業を始めました。デニヤヤは、シンハラージャというスリランカに残る唯一の熱帯林のふもとにある村です。

スリランカにはキトルというメイプルシロップのような美味しい糖蜜があり、これでお菓子を作ったりヨーグルトにかけたりして食べています。キトル作りは孔雀ヤシの樹液を採取して煮詰めるだけ。もっと煮詰めて小さなヤシ殻に詰め乾燥させれば、ハクルと呼ばれる美味しい黒砂糖の塊のようなものにもなります。

キトルやハクルはスーパーなどでも買えますが、ほとんどが砂糖が添加されており、伝統的な美味しさが失われつつあります。一方、山の中の農民は、美味しいキトルを作っても市場に出すことができません。

パルシックは地元のNGOと共に、この山の中の農民たちが美味しいキトルを作り、市場に出すお手伝いをします。

※この事業は、国際ボランティア貯金の助成を得て実施しました。