Botardi(ボタルディ)! 3月も終わりに近づき、日本では桜が咲く時期となりましたね。
さて今回は、先週末に参加したイベントの報告をしたいと思います。
敬虔なカトリック教信者が9割以上を占めるここ東ティモールも、今週3月29日(金)はイースター(復活祭)を祝います。今回のイベント「イースターフェア」は、シャナナ首相ご夫人、カースティさんが創設した「アローラ財団」の主催で、イースターの日にちなんで行われました。
東ティモール全国各地から、主に女性グループの人たちが参加し、伝統的織物「タイス」やそれを素材にしたカバンやアクセサリー、竹細工、木彫り製品などを販売していました。僕たちは、支援する女性グループ「Hanoin Ba Oin」としてブース出店しました。「Hanoin Ba Oin」とは、英語でいうと「Think Forward」、日本語でいうと「前を向いて」や「先をみつめて」という意味のグループ名です。そのブースで、パルシックが2002年から生産者支援を行っているマウベシ産のコーヒーと、この女性グループが生産したハーブティー、ハチミツ、サツマイモチップスを販売しました。また、多くの方に私たちの商品を試して頂きたく、コーヒーとアイスハーブティーの試飲も併せて行いました。
初日は、僕自身イベント初参加とあって少し緊張しました。一緒に参加したスタッフの大坂からいろいろと指導してもらいながら、商品の販売や試飲でのプロモーションを行いました。
昨年までPARCIC東ティモール事務所に勤務していたジョルゼさんとも初めてお会いし、いろいろな話をしながらブースを一緒に盛り上げました。
2日目の日曜日は、29日の本祭前のミサが行われたため、イベント開始時間が少し遅くなりました。そのせいか、出店者が昼前にブースに到着したり、参加者も若干少ない印象を受けました。
イベントの参加者層は、外国人の観光客や、東ティモールに住んでいる方が多く、東ティモール人のお客さんも多くはありませんが足を運んでいました。以前に比べて、東ティモール人のお客さんも多く見かけるようになったと聞き、経済的余裕を持つ人が増えたことも含めて、東ティモールにも新しい風が吹き始めているのだな、と僕は感じました。
イベントの結果ですが、コーヒーもハーブティーもたくさんの人に購入していただき、試飲も好評でした。コーヒーは東ティモール人に、ハーブティーは外国人に人気でした!
また、今回のイベントを通じて多くの人と出会い、日々特訓中のテトゥン語や英語の良い練習の機会にもなりました。普段は限られた範囲でしか行動していないため、こうして外に足を運び、たくさんの人と繋がりを持つことを、今後もっと増やしていきたいと思っています。
(東ティモール事務所 宮田悠史)