PARCIC

女性の生活向上支援

女性活動レポート第2回-テンペ(大豆加工食品)作り開始!


大豆が茹であがりました!
ざるへあげて冷ましたあと
テンペ菌をまぶします

これがテンペ。油で揚げてから野菜と炒めます

前回の“ソラマメチップス”に続き、第2回は“テンペ”活動のご紹介です。

ルスラウと言うマウベシから車で2時間の集落にて、テンペ(大豆加工食品)作りを開始しました。気温の低い場所でのテンペ作りは無理であろうと言われていたのですが、何と!布団のように上から布で覆うことでテンペ自体から発せられる熱によって成功したのです。タンパク質摂取が難しい山間部で栄養豊富なテンペを皆さんに食べて頂けたらどんなに良いだろうと、毎週日曜日に行われる市場で販売するため、製造を開始しました。

大豆はマウベシ産の有機大豆を使用しているので豆の味が濃く、食べ応えもありお肉の代替えとしても有効で、何と言っても美味しいのです。しかし、問題発生。気温によって発酵にかかる時間が異なるため、日曜日に販売するようにさかのぼって仕込みをしても土曜日に出来上がってしまったり、月曜日になってしまったり。何事もそんなには上手くいかないものです。ここルスラウはマウベシから離れており、一番近い市場へさえも歩いて1時間半かかります。マウベシまで持ってくることが出来れば完売できる自信はあるのですが、徒歩では4時間かかるので、然もすると移動中にテンペが発酵し過ぎて腐ってしまう恐れも。

先日スタッフがルスラウへ行き、今後の活動について話し合いました。きっと諦めてしまうのではないか、と心配していた私ですが、女性達は『まだ断念したくない。日曜日に売りに行けることが出来るよう、もう何度か試してみたい。』と言うではありませんか。とんだ取り越し苦労に終わりました。

今後どのようになるか分かりませんが、女性達の活動への意気込みに感動したのでした。

(パルシック 大坂智美)