PARCIC

コーヒー生産者支援

コーヒー収穫作業が終了しました!


今日もコーヒー加工日和!

赤く熟したコーヒーの実だけを
選りすぐって加工

天日で乾燥させる間も割れ豆などの
選別に余念がない(ルスラウ)

9月16日、コカマウの全9グループで、2009年のコーヒー収穫が終わりました。裏作の今年は収量が期待できず、開始から全体的にあきらめムードが漂っていましたが、ふたを開けてみればコカマウにとって大きな快挙(!)といえる出来事がありました。

4月に今年度の組合予算を作成する際、コーヒーの収量予測を立てました。コーヒー代金の一部は組合資金として活動に役立てられるため、ここで読みを誤ると予算実行に大きく影響します。しかし、生産者から「たくさん」「少ない」の予測は聞くことができても、具体的に「○○キロ」と数字で聞き出すのは、これまでの経験から難しいと理解していました。

代表者たちが立てた収量予測は、乾燥したパーチメントの状態で9グループ合わせて34.5トン。昨年の実績が7グループ39トンでしたから、2グループ増えたとはいえ、裏作なのに本当にいけるのか?と半信半疑でした。そして結果は――34.8トン!ほぼ予測通りでした。

グループ別にみてみると、面白いことがわかりました。古参グループの中でも人望の厚い代表者のもとで比較的よくまとまっている3つのグループはほぼ正確に予測(=手堅い)。家柄の良い地元の名士が代表となっている2グループはかなり少なめに予測(=見栄っ張り)。あとの4グループは適当に言ってみた結果かなり多めに予測(=無邪気)。総合してドンピシャの結果となっていたのでした。まさに共同の意義ここにあり(?)、といった感じです。今後、3グループの手堅さがすこしずつ他グループに波及していくことを期待しつつ、予測大当たりおめでとう!!とわたしたちも一緒に喜んでいます。

このコーヒーはこれから輸出に向けた二次加工をおこない、11月初旬には日本へ向けて出発する予定です。楽しみに待っていてください。