PARCIC

コーヒー生産者支援

東ティモール駐在員日誌


今年から組合に加わった
マウレフォグループの加工場

寒いので毛布をまとって作業
(リタグループ)

パーチメントをディリに運びます
(マウベシ倉庫にて)

マウベシコーヒー生産者組合(略称COCAMAU)では、5つのグループでまだ収穫、加工作業が続いています。標高が高く、雲に隠れて日当たりの悪い場所が多いので、他の産地よりも収穫時期が遅れがちです。でも不作だった昨年と打って変わって今年は豊作。乾季にもかかわらず雨が多くてパーチメントの乾燥に四苦八苦したり、秤をいじったといって会計がメンバーたちの袋叩きにあったり(!)、まぁ頭の痛い問題は例年のごとく次々と出てくるのですが、なんといっても豊作。この2年ほどコーヒー価格も持ち直しているので、稼ぐぞ!という生産者たちの意気込みがひしひしと感じられるシーズンです。

9月9日から、マウベシの倉庫に集まったパーチメントをディリに運搬、15日からディリで出荷一便目の最終加工作業が始まりました。この作業はPTナクロマン社に委託しておこなわれます。パーチメントの外皮と薄皮を除く脱殻作業のあと、大きさ別にふるい分け、女性たちが手で一粒一粒欠点のある豆を選り分け、麻袋に詰めて出荷となります。毎朝8時から夕方5時まで、パルシックスタッフも加工場に張り付きで監督をします。

10月5日の船で日本に向けてディリ港を出港の予定です。

みなさん、2008年のCOCAMAUコーヒーをお楽しみに!

(パルシック 伊藤淳子)