7月中旬、広島東洋カープの前監督、野村謙二郎さんがジャフナ事業地の1村、トゥンパライ村を訪問してくださいました。野球を通してスリランカと日本の親交を深め、同じく戦争による破壊と復興を経験した広島から平和のメッセージを伝えることを目的として組まれたJICAのプログラムの一環です。スリランカ南部で野球指導や交流試合を行った後、北部の内戦復興の現場を視察されたご一行は、その行程でパルシックの事業地にも寄ってくださいました!
参加メンバーの一人イラヴァラシさんが、グループを代表し、野村前監督とご一行のみなさんを歓迎しました。
「2004年の津波で家や資材の一切を失い、その後生計を立てていくことが難しかった。この事業を通して追加の収入を得られるようになったこと、研修で新しい技術を身に付けられたことをとても感謝しています」と挨拶しました。グループからは、人気商品のエコバッグに広島カープのロゴを入れた特別商品を前監督にプレゼントしました。白いカープのロゴも、研修で学んだ手刺繍の成果です。野村前監督は、「球団のグッズにリサイクルサリーの商品を取り入れられないか、前向きに検討したい。そのような形で皆さんへの支援ができれば」と事業に参加する女性たちを励ましてくださいました。
できあがったロゴ入りのエコバッグはかわいらしく、同じように刺繍を入れた商品をもっと作っても良いのでは、と女性たちの間で新たなアイディアも生まれました。
また、いただいたカープグッズのカタログに掲載される数々の商品を「これ何?」「こういうのだったら私たちもできる」とページの隅々まで興味津々に眺めていた面々。今後の活動にとってもとても刺激になった1日でした。
野村前監督をはじめ、いらしてくださった皆さま、ありがとうございました。
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(ムライティブ事務所 伊藤文)