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生活

デニヤヤの山奥よりジャフナを訪問 ― その2


写真1:もちろん、つまみ食いもしました

写真2:PARCICの干しエビを売っているジャフナの干物屋さん。写真には納まっていませんが、とても鮮やかな赤い色(着色していると思われます)の干しエビも並んでいます

写真3:この日の昼食は、ロティ(パンのようなもの)、エビカレー、フィッシュボールカレー、サラダ

写真4:味見をたくさんさせてくれたり、マンゴーを1個おまけしてくれたりと、気前のいい果物屋さん。ジャフナ駐在スタッフのお気に入り。

写真5:人気のアイスクリーム屋さん。写真は平日の4時頃に撮影したためお客さんもまばらですが、休みの日には大賑わいです。

ワナッカム(タミル語で「こんにちは」)!普段はデニヤヤの山奥にいる高橋が、5月初旬にパルシックのジャフナ事務所を訪問した際の感想を前回に引き続き報告させていただきます。今回は、ジャフナの味覚がテーマです。

まずは、ジャフナと言えばシーフードです。我々パルシックでの事業でも干物作りをしています。今回はジャフナタウンからほど近い、ヴェラナイの干しエビ加工センターを訪問する機会があったのですが、センターの倉庫では山盛りのパッキングされるのを待っている干しエビを見ました(写真1)。干しエビはこの加工場でパッキングされ、ジャフナの干物屋さん(写真2)やコロンボなどで売られています。

そして、ジャフナ滞在中はオフィスのアッカー(ここではケア・テイカーさんのことですが、一般に自分より年上の女性に対して「アッカー」と声をかけるのは、シンハラ語でも同じです)が作ってくれる昼食をご馳走になっていました(写真3)、エビカレー、フィッシュボールカレー、サラダ)。何と言っても、干していないエビはデニヤヤで目にすることはありません。ぷりぷりのエビカレーに感激してしました。また、美味しいイカカレーもご馳走になりました。デニヤヤではイカは全く食べません。以前、ジャフナで作っているスルメをデニヤヤの我が家に持ち帰ったところ、完全にゲテモノ扱いされました。その時のスルメは私が喜んで一人占めしましたが。手前味噌ですが、ジャフナ事務所のアッカーの食事はかなり美味しいと評判で、とても楽しみにしていました。確かにバリエーションも豊富で、塩分と辛みが南部に比べて控え目で、日本人の口にとても優しい味でした。

野菜市場を覗いてみると、旬のジャフナマンゴー(写真4)が並んでいました。マンゴーはデニヤヤでももちろん採れるのですが、ジャフナマンゴーは格別です。濃厚な甘さが特徴で、コロンボなどでは、他のマンゴーに比べて値段が高いようです。

最後は衝撃を受けたジャフナのアイスクリーム屋さんです。ジャフナにはちょっとレトロチックなアイスクリームパーラーという風情のアイスクリーム屋さんが数軒ありました(写真5)。デニヤヤにはもちろんこんな洒落たアイスクリーム屋さんはありませんが、コロンボでも見かけたことがありません!こちらの人は老若男女甘い物が好きですので、私が訪れた時もムスリムのおじちゃんたちが団体でお店に来ていました。

ジャフナ滞在中、ジャフナの味覚を色々と楽しむことができたのですが、ジャフナ・クール(ジャフナ名物のシーフードスープ)を食べそびれた!ということにデニヤヤに戻ってから気が付きました。次回は、ジャフナ・クールを忘れずに食べて行きたいと思います。

(パルシック 高橋知里)