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ミャンマー緊急支援

寄付を受け取った方々の声⑧ Hさん(警察官)

Hさんは28歳のビルマ族の男性で、両親と兄弟の5人家族です。バゴー地方[1]出身で、警察官(副長官)としてモン州に赴任しており、月収は213,000チャット(約16,614円[2])でした。

Hさんがクーデター前に住んでいた家

クーデター後、市民不服従運動に参加したHさんに逮捕状が出されたため、Hさんは逃亡を余儀なくされ、カイン州へと移りました。今は竹で作ったテントに住んでおり、雨の日は特に大変です。Hさんは今、少数民族地域で開かれている小学校で、ボランティアで教師をしています。安定した収入はなく、生活は支援者からの寄付に頼っています。

Hさんが現在住んでいる家

「将来、何ができるのか全くわかりません。私は市民不服従運動に参加し続けます。今はとても大変な時ですが、決して後戻りはしません。国軍の独裁者たちは多くの人を拷問し殺害しています。国の様々な場所で家々を燃やし、村を壊しています。恣意的に人びとを拘束しています。私のような人は、森の中に逃げて隠れるしかありません。私たちとともに立ち上がり、私たちを支えてくれる全ての人に感謝しています。私たちの革命はきっとすぐに成功すると私は信じています。」

Hさん

[1]バゴーでは2021年4月9日の早朝、軍が市民を包囲し攻撃を開始、9時間にも及ぶ弾圧により、市民少なくとも82人が殺害された。その後も軍の監視下にある。
[2]2021年1月のレート:1チャット=0.078円

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