Fさんは28歳の女性で、クーデター前は小学校の教師として働いていました。Fさんの暮らしていた地域では、国軍の空爆や砲撃によって、何百人もの一般市民が殺害され、重軽傷を負い、多くの民家や宗教的な建物が破壊されました。その結果、高齢者や子どもたちを含む何千人もの人たちが森の中に逃げて間に合わせのテントで生活せざるを得なくなりました。しかしそこでも時々空爆があり、安全ではありません。
「市民的不服従運動(CDM:Civil Disobedience Movement)に参加して職を失ったあと、収入を得ようと私は古着を売りました。しかしそれは国軍が攻撃してここに避難する前の話です。今は両親と姉妹、叔母と一緒に避難しており、安定した収入はありません。物価が上がり続けているので、地元の農家ですら生活が苦しい状況です。今避難している場所は、あまり開発されていないので、あらゆる物が不足しています。電気も電話線も不十分です。子どもたちが教育を受けられるよう、私は今ボランティアで教えています。安定した収入を得られる仕事を探していますが、まだ見つかっていません。残虐な国軍に対して限られた資源で戦うのはとても難しいことは分かっています。しかし私たちは平等、民主主義、そして人権のために闘っているのです。私たちは正しいことをしています。運動を成功させるために、物理的にも精神的にも、あなたの助けが必要なのです。」
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