PARCIC

漁民によるマングローブ植林活動

ペナン・グルメ探訪 ~その1~

小規模漁民グループのマングローブ植林と女性グループによる食品加工の支援事業を行っているマレーシアのペナンですが、マレーシア人(特に中華系マレーシア人)にとって、ペナンは「美味しいものが食べられるところ」として有名です。

私たちの出張時には、通訳兼・運転手兼・女性グループへの助言役などなど現地であらゆるサポートをしてくれるリンデンさんが、事業地への移動前後に、いつも美味しいものを食べに連れて行ってくれます。そんな彼女に教えてもらったペナンの美味しいものを少しずつご紹介してゆきます!

1.アッサム・ラクサ

ペナンの美味しいものの代表と言えば、やはりラクサ。甘酸っぱ辛いスープ・ヌードルです。これは、中華系に限らず、マレー人、インド系の人も皆好んで食べる、ペナンの味です。特に、ペナンで美味しいのはアッサム・ラクサと言われるココナッツを使わずに作られる赤いスープのラクサです(シンガポールなどで有名なココナッツを使ったラクサはシアム・ラクサと呼ばれています)。

ペナンのアッサム・ラクサのスープは、鯖などの魚の出汁にブラチャンと呼ばれるエビのペースト、タマリンド、トウガラシ、香草などをミックスして作られ、独特の旨みと酸っぱさ、ぴり辛さが出ています。スープには、うどん風の白くて細い麺のほか、お野菜や魚の切り身が入っていてヘルシーで、魚のスープでさほどこってりしないので、軽々と1杯食べられます。

ちなみに、現地ではラクサは食事というよりもおやつのように食べられています。人のお家にお呼ばれして16時ころにおやつとしてラクサが出てくることや、夕食時の19時過ぎにラクサの屋台を訪れたらもう売り切れで閉店していてがっかりしたこともありました・・・。

ペナン滞在時に必ず一度は食べたくなる味、アッサム・ラクサ。ぜひ一度お試しください。

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ペナンの食堂のラクサ。たまご麺と米粉の麺が両方入っているタイプ。

 

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ペナンの食堂にはいくつかの種類のラクサがあった。すっぱ辛い。

 

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クアラルンプールの食堂で出てきたラクサ

お店によって見た目も味も違ってきます。
(東京事務所 西森光子)