十三浜ワカメ(11月の様子)
11月2日からの「ワカメの種付けボランティア」は、ワカメの種やロープの到着が遅れており
残念ながら手伝うことはできませんでした
(その代わり、市街で大活躍してもらいました!
※「第ボランティア週間」「芋煮&バーベキュー@おちゃっこ鹿妻」)
ですが、中には「リベンジ!」と再来してくれたボランティアさんが3名!
念願かなって、十三浜ワカメの種付けを行うことができました。
今日は3名のうち、どうしてもまだワカメの手伝いがしたい!と粘り残ってくれている
ボランティアのつるちゃんとスタッフの三上が十三浜の小室地区で種付けを手伝っています。
昨日まで強い風が吹いていた十三浜。今日は小室だけでなく、小指などでも行われています。
これは十三浜の大指地区でワカメの種付けを手伝った日です。
プロの方々とペアになって教えてもらいながらチャレンジ。
種付けがない日は、浜の仕事もお手伝いさせてもらうこともありました。
ホタテ養殖に使うロープを切ったり切り目を溶かしたり。
網を縫うのはさすがに漁師さんでないとできませんね。
今年は漁具が流れてしまったため、多くの方が新たに漁具を入手しています。
浮に屋号をひとつずつ描く作業もやり直し。少しばかり、私たちも手伝わせてもらいました。
手伝わせてもらった方は津波当時、船を沖だしして沖から津波が故郷を襲う姿を
見ていたそうです。翌日の午後に瓦礫を避けながらどうにか着岸したものの、
ご自宅は流されいました。助かった船は今、漁場を示す浮をつなぐアンカーの移動に大活躍、
それをできる船も少なく、船や道具を壊しながらも、懸命に十三浜のために行っています。
この作業ができる船は数が少ない上に、瓦礫に引き込まれたりと危険が伴うため、リスクが高い作業です。
これを船に取り付けて、海の中にあらかじめ落とされている2tのアンカーを異動。
港ではちょうど、この作業で機械が壊れてしまった方が、新しい機械を
船に取り付ける作業を行っていました。
本来は荷揚げのための機械です。これで最大2tですが、アンカーの重さは2t。
ギリギリのキャパです。こうしていろんな方が助け合って、
ワカメの種付けが再開できているんですね。
まだ以前の半分しかワカメの種付けはできていないとのこと。
漁具の到着が遅れており、それによって作業が「待ち」になってしまうそう。
それでも毎日、漁師さんたちは、港や道具のある場所へ赴き、
できることを少しずつ行っている姿を見ます。(日方)