みんかふぇのオープンから2ヶ月余り、そして8月1日に開始した子ども食堂は、怒涛のひと月が今日終わろうとしています。
この1か月、何が大変だったかって、何といってもこの暑さ。日中、みんかふぇの前の道路を歩く人は本当にまばら。チラシを配布するにも尋常じゃない暑さにまったく外に出られません。買い物も夕方以降。用事のために仕方なく外出しても戻ってくるとぐったりでもはやもう何もできません。とうとう夏風邪でダウンしてしまいました。今夏はそのような方が多くいらっしゃったことでしょう。
何とか体の調子も戻り、食数は限られるものの、食事も何とかこの1か月無事提供することが出来ました。ボランティアの皆さん、神田の事務所から応援に来てくれた仲間、有難うございました!
そんな中、思わぬ出会いがありました。
みんかふぇにいらっしゃった方に当店自慢のハーブティーをお出ししたのですが、顔が曇ったままです。
「お味はいかがですか?」
とお聞きすると、
「あぁ、まぁ」
とお茶を濁します。
「率直なご意見をお願いします!」
と懇願すると、
「私が作った自家製のハーブティーの方が美味しいな、と思って」
な、なんと!
この8年、東ティモール産のハーブティーは世界一だと思っていたのですが、実は違うそうなのです。その方曰く、摘んですぐの新鮮なハーブは風味豊かだそうです。その方はハーブ(ティー)のことについてたいへん詳しく、しばらく話が尽きませんでした。
それでも東ティモール産のハーブティーは、市販のものの中ではトップクラスだと勝手に思っておりますが、私が東ティモール駐在時に携わったハーブティーの商品開発のことを思い出し、再びマウベシの山の中で、新鮮なハーブティーと乾燥させたハーブティーの味がどう違うのか、生産者の東ティモール人女性たちと一緒に飲み比べをしてみたくなったのでした。
こんな思わぬ出会いも「みんかふぇ」ならでは、かもしれません。
(みんかふぇ 大坂智美)