2018年6月20日(水)、めでたく「みんかふぇ」をオープンいたしました。
「みんかふぇ」の「みん」はもちろん、パルシックの「民際協力」(=困っている人がいたら同じ時代にともに生きる人間として、相互に支え合う)から取りましたし、“みんな”の“みん”でもあります。
記念すべき開始は、冷たい雨が降る、午前10時。地域のボランティアのTさんが9:30amからすでにお手伝いにお越し下さっています。
でも誰も来ない。
待てど暮らせど来ない。
しまいにはTさん、片っ端から知人に電話をして「今から来れない?」と聞いてくださる始末です。ありがたいことです。無論、来られる方はそう簡単には見つからず、手持無沙汰もあったのでしょう、Tさん、雨の中、チラシを配りに行ってくださいました。結局初日のお客さまは3名。コーヒー1杯200円でお出ししておりますので、記念すべき初日の売り上げは600円也、でした。
2日目。
天気が曇りだったこともあり、初日を上回る5名のお客様がお越しくださいました。あるお客様は高齢の上品な女性の方でした、が、入口の前で
「何、土足じゃないの?あなたお客様に靴を脱がせるなんて失礼よ!」
と突如パンチを受けました。「申し訳ございません」とただ平謝りするしかありません。
コーヒーの味はまぁまぁだったこと、落ち着いた雰囲気で悪くはないこと、など様々なご意見をくださいました。お客様として入られる側と店員として入っていただく側とでは、まったく違う感覚を持っていることを、このお客様を通じて知りました。本当にありがたいことです。帰り際「頑張りなさい」と応援してくださいました。そして「200円のコーヒーだからといって、いい加減な仕事はしなさんな」とも。私がお客だったらまったくそう思うであろうことを最後に仰って下さいました。よく「お客様から教えていただく」と言いますが、まさにそうですね。
何よりの勉強です。
ただ、いつまで勉強したらよいのでしょうか。
明日から4日目ですが、すでに疲労困憊です。
(大坂 智美)