PARCIC

愛媛での豪雨被災者支援

地域の為に元気に働くおばちゃんたち

こんにちは。
パルシックは、愛媛県にて現地NPO「うわじまグランマ」(以下、グランマさん)のサポートをしています。
グランマさんは、同級生5名で結成された、おばちゃんたちのNPOです。
(グランマという名前ですが、おばあちゃんと呼ぶには若すぎる、おばちゃんたちです)

グランマさんの倉庫。お手伝いさんが一生懸命仕分けをしています。

グランマさんの倉庫。お手伝いさんが一生懸命仕分けをしています。

西日本豪雨を受けて結成された団体で、もともと子ども食堂を開くために用意していた大きな倉庫を拠点として、Facebookや口コミで、多くの物資を集め、支援が不足している地域に届けています。

愛媛県宇和島市では、飲料水やカップ麺などの物資は公民館や集会所に集められていて、被災者は自由に受け取ることができるのですが、自動車を持っていなかったり、足が悪かったり、さらには遠慮したりといった理由で物資を取りに行けていない人もいます。

地域住民の方から抜群の信頼を得ているグランマさんには、どこでどんな支援が不足している、といった情報がひっきりなしに入ってきます。その情報を受けて、物資を取りに行けない世帯に物資を配送したり、場合によっては市に供給するよう求めたりしています。パルシックも、グランマさんの倉庫から、いくつもの物資を独居高齢者宅や自衛隊による炊き出しが終了してしまった被災地域などへ運んでいます。

グランマさんの活動は、それだけではありません。

先日、宇和島市の道の駅「きさいや広場」にて、イベント“「きさいや」に来さいや~♪”を企画し、バルーンアートや保護者向け癒しのコーナーを設けるなどして、災害の後ずっとかんばり続けている被災者のために、精力的に支援を行っています。さらに、定期的に炊き出しの支援も行っていて、私たちも、炊き出し用のお弁当箱を提供しました。

イベントのチラシ。

イベントのチラシ。

私たちは、地域の方々にとっては「外部から来た団体」ですが、グランマさんと一緒に物資を配布しています、とお伝えすると、地域の方々も、色々と困っていることを話していただけます。明るく元気に活動するグランマさんが、地域に笑顔をもたらしているようです。

(東京事務所 西日本豪雨事業担当 垣原)

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