朝10時、ディリ事務所を出発。前日積みきれなかった苗木をピックアップするため、途中Dare(ダレ)に立ち寄りました。一緒に出発したはずなのに、黒いHILUXに乗ったMaritoさんとAdelinoさんがなかなか到着しません。30分ほど遅れて、ダレで合流。仕事で使うノートPCを忘れたのに気付き、ディリ事務所に戻っていたとのこと。ついでに昼食用のパンも買ってきてくれました。同世代であるElvisとぼくのコンビは、まだまだ甘い所があるようで…もっとしっかりしなきゃ!
ダレでは、Raimundoさんという苗木を作っている方の所に寄り、食用となる作物(オレンジ、レモン(ライム)、マンゴー、アボカド)の苗木をトラックの荷台に積み込みました。
車で約4時間の移動を終え、ようやくマウベシ事務所へ到着。ぼく自身、初マウベシ!ということで、PARCICマウベシ事務所スタッフの方々に挨拶をしました。自分の名前と「よろしくお願いします」をテトゥン語で話すと、「勉強してきたんだね」と言われ、掴みはまずまず。マウベシではテトゥン語は必須なので、これからが正念場になります。気合い入れよう!
昼食をパンだけで過ごしたぼくたちは、改めて遅めの昼食を。マウベシ事務所では、昼と夜、ジュリアナさんという方が食事を作ってくれます。手作りご飯を用意してもらえるなんて幸せです!ちなみに、朝は自分たちで用意するそうです。
休憩をはさんで明日の仕事に備えてミーティング。クロロ地区30軒の農家へ苗木を配るための段取りの確認をしました。もちろん、テトゥン語でのミーティングだったので十分に理解ができず、日本人スタッフのシゲさんに再度確認。その後、Elvisと一緒に資料の準備を行う中、先の忘れ物の件もあったので、落ち度がないようにと拙いテトゥン語で奮闘。分らない言葉は、紙に書いたり書いてもらったり。Elvisも汲み取ってくれているようで、何とかお互いの言いたいことは伝わっている模様。
18時過ぎ。仕事を終え、マウベシ事務所のスタッフは各々帰宅。事務所の中は男性だけになってしまいました(笑)夕食を取り、仕事の続きをしたり、リラックスしたり、夜の過ごし方もさまざまです。
夜は涼しく、気温は20℃。首都ディリは夜でも28~29℃あり蒸し暑く、マウベシの涼しさは快適に感じました。気温だけではなく、インフラも場所が変われば変わります。マウベシにも電気は届いており、電柱もありますが、水へのアクセスは限られています。事務所の調理場では、大きめのポリバケツに水を溜め、食事や飲料水にその水を使っています。トイレや風呂の水も限られており、ディリ、そして日本において水へのアクセスが容易であることがいかにありがたいことか、しみじみ感じました。
(東ティモール事務所 宮田悠史)