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【11.26開催 オンライン集会】インドネシア・スラウェシ島 屋台から見えてくる震災後の女性たちの暮らし

ナシクニン、クエ・ラピス、バジェ・カチャン・・、皆さん、何だかご存じでしょうか。インドネシア・スラウェシ島の女性たちが屋台で売っている食べ物です。インドネシアの魅力の一つは、食の多様性ですが、その多様性を生み出しているのが屋台です。

インドネシアは、日本と同じように自然災害の多い国の一つです。2018年9月に起きたインドネシア・スラウェシ島の地震では、マグニチュード7.5の地震、津波に加えて大規模な液状化が起こり、集落などが泥土にまるごと覆われる甚大な被害となりました。地域の主要産業である農業用の灌漑設備も損壊し、震災から2年が経った今も復旧は進まず、農業から収入を得ていた人びとは、不安定な日雇い労働などの収入に頼らざるをえません。

パルシックは、2020年1月から、女性たちが少しでも収入を得られるために支援を開始しました。この事業の開始から3か月後の3月には新型コロナウィルスの感染拡大となりましたが、女性たちは、研修で衛生管理などを学び軽食や生菓子をつくって屋台で販売し、逞しく活動を継続しています。

今回のオンライン集会では、現地からの動画も交えながら、スラウェシの女性たちの屋台販売の様子や暮らしを中心に、現地駐在員と提携団体のスタッフが、インドネシアの屋台から見えてくる食や生活の多様性についてお話しします!

ぜひ、お気軽にご参加ください!

開催概要

日時:11月26日(木)20:00~21:00
場所:オンライン(Zoom)
参加費:無料(要予約)
内容:
1. パルシックの支援活動について
2. 参加女性の販売活動の様子
3. インドネシアの食や生活についてトーク
4. Q&A

お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://indonesia2020.peatix.com/
お申込みいただいた方に、別途メールにて2日前までにZoomのURLをお送りします。

スピーカーのご紹介


ヌルラエラ・ラマシトゥジュ(SKP-HAM Sulawesi Tengah 代表)
中央スラウェシ州ポソ出身。1965〜66年にかけ、インドネシア共産党員や関係を疑われた多くの人が虐殺、投獄された。代表をつとめるSKP-HAM Sulawesi Tengah(中央スラウェシの人権侵害被害者のための連帯)は、この事件に関するデータ収集や人権侵害被害者への支援を目的として2004年に設立された。元々は会計士であり、その能力を活かした支援も行なっている。


飯田彰(パルシック・スラウェシ事業 プロジェクトマネージャー)
2018年夏のロンボク島の地震災害で心を痛めていたところ、スラウェシ島での地震・津波災害が発生。パルシックから声がかかり、現在スラウェシ島の事業を担当している。


松村多悠子(パルシック・スラウェシ事業 プロジェクト・オフィサー)
沖縄生まれ。大学の時にティモール島を訪れたことをきっかけに、通算10年近くインドネシアのあちこちを転々とし、特に好きなティモール島(西側)で暮らす。2018年9月にスラウェシ島で地震が起き、「自分になにかできないか」と思っていたところパルシックから声がかかり、同年10月よりスラウェシ事業に参加。

(現在、新型コロナウィルス感染拡大防止策で外国人のスラウェシ島への入島ができないため、飯田はバリより、松村はアタンブアからリモートワーク中)