4月下旬、2013年に収穫した東ティモール生豆が、東ティモールからシンガポールと上海を経由して、長旅の末にようやく日本に到着しました!
コンテナを開けると、ぎっしりのコーヒー麻袋とともに、コーヒー生豆の良い香りが一気に漂ってきました。
従業員のお兄さんが、一袋ずつ丁寧にコンテナから取り出し、ベルトコンベアーに載せて、倉庫の奥へと運びます。別のポイントでは、運ばれてくる麻袋を一袋ずつ見ながら、パルシックスタッフも真剣に、袋が濡れていないか、封が開いてしまってないか、と確認します。
ベルトコンベアーの途中にはなんと重量計が組み込まれており、麻袋がサっと上を通る間に、瞬間的に1袋の重さを量り、パソコンで記録していきます。東ティモールのコーヒー生豆は、1袋30kg入りです。平均で30kg前後のものがほとんどですが、袋に穴があいて生豆がもれていたら軽くなっていているので、この時点でチェックできます。
コンテナは船に乗って、気温の高い東ティモールから気温の低い日本へとやってくるので、気温の変化が生じてコンテナ内に水滴が発生します。そのため、麻袋を水滴からどう守るか、出荷の時点から対策を練ります。例えばコンテナ内部にクラフト紙を貼ったり・・・。なおかつ湿っているものがないか、下のような “さし棒” を麻袋の外からブスっと差して、中の生豆を取り出して状態をチェックします。
今回の入荷は、スクリーニングサイズのA豆が18t、B豆が9t となりました。
麻袋を1つあけて、2013年豆の出来栄えを確認しました。B豆が「例年よりも大きい!」と毎年担当して下さっている作業員のおじさんが言ってくれました。
今回は、コーヒー生豆と一緒に、東ティモールの女性たちがつくったハーブティーも輸入しました。
4種類のハーブティーがあり箱数が多いので、みんなで数をチェックしています。
この一連の作業を経て、ようやく倉庫に入りました。が、しかし、すぐに販売開始!とはならないのです。
この後は通関作業が待っていて、場合によっては、サンプリングや麻薬犬検査が行われることもあります。作業が終わり次第、みなさまの元へお届けができます。
毎年、全国の焙煎店のみなさまからも、有難いことに、この時期には問い合わせをたくさんいただきます。新豆を少しでも早く味わっていただきたく、販売担当は1日でも早くお届けできるよう、通関作業をがんばります。
倉庫に入ったコーヒー生豆は、定温倉庫で保管されます。
ちなみに、コーヒー生豆のとなり(写真右)にあるのは、かわいいクジャクのマークが目印の、スリランカから届いたアールグレイ紅茶です。
それにしても、倉庫にはとてもたくさんの在庫が!!
これを見ると、相当気合入れて販売せねば!!と思わされるのでした。。
みなさん、ぜひパルシックのコーヒー、紅茶、ハーブティーをたくさん飲んでください!
(東京事務所 中村由紀)