PARCIC

イベント

[報告] 途上国商品輸入ビジネス支援セミナー ~フェアトレードでビジネスチャンスを~

イベント報告 2013年9月6日(金) 途上国商品輸入ビジネス支援セミナー

(一財)対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)さん主催のビジネス支援セミナーに、弊団体の代表理事 井上礼子が講師として参加させていただきました。

開催概要

日時:9月6日(金) 13:30~16:00
場所:池袋サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル6階 ミプロ内会議室
主催:(一財)対日貿易投資交流促進協会(ミプロ)
公式ホームページ:https://www.mipro.or.jp/Event/touroku/id/385

セミナー内容

フェアトレード、エシカル・エコロジーへの関心など、途上国からの輸入ビジネスを取り巻く環境は大きく変化しています。この分野での専門家で、またフェアトレードビジネスに実際に従事しているNPO法人パルシック代表、井上と、長年輸入実務や相談業務に携わってきた貿易アドバイザー、石川氏による実践的なセミナーです。途上国からの新規商品の発掘、食品の輸入ビジネス、フェアトレードビジネスなどにご関心のをお持ちの方向けのセミナーです。

■ 第一部 「小口食品輸入の進め方と課題」

途上国、先進国を問わず、食品の小口輸入にあたっての、押さえておくべき手続きや留意点、また商品選びのポイントなど。

講師: ミプロ貿易投資アドバイザー 石川康秀 氏

■ 第二部 「フェアトレード、有機コーヒーでつかむ消費者ニーズ」

東ティーモール、スリランカから輸入したフェアトレード、有機栽培のコーヒー、紅茶等を消費者ニーズをたくみに捉えながら販売している同法人の経験談や現在のフェアトレードブームへの評価など。

講師: NPO法人パルシック 代表 井上礼子

 

第一部の石川氏からは、小口食品輸入の流れや、輸入品の食品を扱う際の規制や関税などの注意点、どういった商品にビジネスチャンスが望めるか、またビジネスの注意点について、など、主に輸入業務に焦点を当てた講義でした。とてもわかりやすい実践的な内容で、参加者のみなさんも深く聞き入っていました。

第二部の井上からは、パルシックが東ティモールやスリランカでの支援を始めたきっかけから、なぜコーヒーやアールグレイ紅茶という商品にしたのか、また商品化する際に特に注力したことなど、これまでの経験についてお話をさせていただきました。

参加目的をみなさんへお伺い

セミナーへの参加目的をみなさんへお伺いする井上

参加者は30名程度で、これから起業を考えている方が大多数でした。第二部終了後の質疑応答では、みなさんがとても具体的に、関税の掛かり方や輸入手続きなどについて、活発にご質問されているのがとても印象的でした。

質疑応答の風景

質疑応答の風景。右が、質問に答える石川氏。