2009年、26年におよぶ内戦の終結を迎えたスリランカ。戦場となった北部州は、少数民族であるタミル人が暮らしていた地域で、現在も、避難を余儀なくされていた人たちの帰還が進んでいます。まだ従来住んでいた地域に戻れていない人々も数多くいます。
政府軍の制圧によって戦争が終結し、幹線道路や政府施設の建設などの復興は進んでいますが、戦火によって破壊された漁村、農村では、生活に必要なトイレや 井戸も整わず、人々の暮らしは厳しいままです。パルシックは、漁村に帰還した人々がすぐに漁業を再開できるよう、北部ジャフナ県で、漁具の配布を、また、 内戦で夫を失った寡婦を対象に、収入向上のための干物加工支援を行ってきました。
内戦がシンハラ人・タミル人の溝を深め、終戦後も、人々の意識は分断されたままです。今回、パルシックが行っているジャフナ乾燥魚プロジェクト報告会にあ わせ、スリランカ漁村をフィールドに研究されている田中雅一さん、高桑史子さんをお招きし、田中さんは西部漁村の視点、高桑さんは南部漁村の視点から、ス リランカ漁村の歴史、人々の暮らし、内戦の影響や北部漁村とのつながりについてお話しいただき、今後の漁村復興のあり方を考えます。
ご参加ご希望の方は、事前にメールまたはお電話にてお申込みください。
日時 | 2012年11月29日(木) 18:30-20:30(開場18:15) |
---|---|
会場 | 連合会館 401会議室 東京都千代田区神田駿河台3-2-11(会場地図) <交通のご案内> |
イベント詳細 | 入場料:700円(資料代込み・スリランカミルクティー付き)
プログラム 18:15 開場 主催:特定非営利活動法人パルシック |
お問合せ・お申込み | お申込みには【お名前】、【連絡先(電話番号・メールアドレス)】、【申込人数】を下記までご連絡ください。
特定非営利活動法人パルシック |