PARCIC

お知らせ

代表理事 井上禮子 退任のご挨拶

14年間にわたるご協力ありがとうございました。2008年、コーヒー生豆を抱えて、どのように売ったら良いのかわからない中でのパルシックの旗揚げでした。すでに東ティモールのコーヒー生産者支援とスリランカの内戦復興事業を開始していました。間もなく東日本大震災、そしてパレスチナの50日間戦争、シリア難民支援へ…と事業を拡大せざるを得ない状況に遭遇しました。直近では2021年のミャンマーにおけるクーデターです。

力不足ながら新たな事業に取り組むたびに多くの方々に支えられてきました。会員の方々、地域の状況を教えてくださる専門家…2022年4月に入って「難民はウクライナばかりではない」とミャンマーの国内避難民のためにご寄付をくださった方もおられ感動しました。2018年からは東京葛飾の一角でささやかなコミュニティカフェをオープンし、2021年からは海外ルーツの市民を応援する活動を始めました。スパイスの効いた美味しい料理を初めとする多様な文化をもたらしてくれる海外ルーツの人びととの共生は、成熟が求められる、これからの日本の市民社会にとって大切です。

理事を引退させていただきますが、友人として、皆様とともにこれからも、パルシックの活動を応援していきます。

2003 年、マウベシのコーヒー生産者とともに