2月6日に発生したトルコ・シリア地震から3か月が経過しました。
パルシックは、発災直後からスタッフをトルコに派遣し、寄付を呼びかけ、トルコおよびシリアで緊急支援を行ってきました。
トルコでは政府が中心となり避難テントやプレハブの設置を続けていますが、災害規模が広範囲にわたり甚大であるため、未だに160万人がInformal Settlementと呼ばれる政府管轄外の非公式テント居住地で暮らしています。
シリアにおいても、地震により避難を余儀なくされている人は35万人に上り、家を失った被災者は避難所や、親戚の家に身を寄せるなどして避難生活を続けています。未だ内戦状態にあり、社会インフラの多くが破壊されていた地域での復興には時間がかかることが予想されています。
この報告会では、国際移住機関(IOM)のスタッフとしてトルコの被災地に派遣され避難所運営の調整業務に従事した神谷啓介さんをゲストスピーカーに招き、被災地の状況や支援の様子をお話しいただきます。またパルシックトルコ駐在員の大野木より、これまでパルシックが現地で行ってきた活動や復興に向けた取り組みについてお話しします。
皆さまのご参加をお待ちしております。
日時 :2023年5月25日(木)19:30~20:45
場所 :オンライン(ZOOM)
参加費:無料
お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
参加申し込みをされた方へ開催の2日前までにzoomの参加URLをご連絡いたします。
内容:
1. トルコにおける国際移住機関(IOM)の活動と現場の様子
2. パルシックの支援活動と復興に向けた取り組み
神谷啓介さん(かみや けいすけ)
2013から2021年まで国際移住機関(IOM)のスタッフとして紛争・自然災害時の緊急支援に従事。専門分野は住居(シェルター)。2月に発生したトルコ・シリア地震後、IOMにより被災地に派遣され、シェルター分野の国連機関やNGO間の調整業務に従事した。
大野木 雄樹(おおのぎ ゆうき)パルシックトルコ事務所駐在員
2015年から2022年まで、トルコ、レバノンを拠点にシリア難民支援事業およびシリア国内事業に従事。今回の地震でガジアンテップに派遣され、支援活動を行っている。