2021年2月のミャンマーにおける軍事クーデター発生から1年5カ月が経ちました。各地で行われた反国軍デモや市民不服従運動(Civil Disobedience Movement: CDM)に参加し国軍により殺害された市民は1,800人に上っています。クーデター以降に軍の暴力を避け、国内で避難している人は70万人を超えました。国連機関は、2022年にはミャンマーの人口の半数近くが貧困層に陥り、人道支援を必要とする人が人口の4分の1に上ると予測しています。状況は好転するどころか悪化するばかりで、先を見通すのが難しい状況です。
パルシックは、昨年11月から、ミャンマーに関わりのある方々をお招きして5回の連続講座を開催し、同時に皆さまからのご寄付をCDMに参加し職を失った人たちに届けてきました。
状況が悪化するなか、今年も連続講座を開催し、ミャンマーについて皆さんとともに学び、国軍からの弾圧を逃れ避難している人びとの支援を続けます。
今年の連続講座の第2回目は京都精華大学のナンミャケーカインさんから、ミャンマーの状況を伝える一コマ漫画やイラスト、それらの作家の方たちの活動を通じて、クーデター後のミャンマーの状況をお話ししていただきます。
オンラインで開催しますので、お気軽にご参加ください。
日時:2022年7月22日(金)19:00~20:30
場所:オンライン(ZOOM)
講師:京都精華大学 ナンミャケーカインさん
参加費:無料(要申込み。ミャンマーへの寄付つきチケットあり)
お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://myanmar20222.peatix.com/
ナンミャケーカインさん(京都精華大学)
ミャンマー出身。開発経済学、国際労働移動研究の専門家で、2021年度より京都精華大学特任准教授。クーデター後、ミャンマーの民主主義を守るため「自由と平和な表現活動を支援する団体WART(ワート)」を立ち上げたメンバーの一人。 主著 「日本で学ぶこと、日本で働くこと」『ミャンマーを知るための60章』(共著)(明石書店、2014年) The Economic Transition in Myanmar After 1988, ”Urban Informal Sector Labourers in Yangon”, NUS Press, 2009. (共著)