たくさんのご参加ありがとうございました。
当日、お答えできなかった質問への回答集を掲載しました。(2021.5.11)
シリア内戦から10年 第1回「私の好きなシリア~砂漠、スーク、農村~」回答集
長い歴史が息づく美しい街、肥沃な大地で育つ新鮮な野菜と豊かな食文化、ホスピタリティ溢れる人びと…。魅力あふれるシリアのイメージは、この10年で大きく変化しました。
2011年にシリア内戦が勃発してから10年が経ちます。長期化する紛争に加え、新型コロナウィルスの影響や経済制裁による物価の上昇など、シリアの人びとの苦しい生活は今も続いています。シリアと聞くと、「内戦」や「難民」という言葉が連想されますが、それはシリアを表現するほんの一部でしかありません。内戦が起きる前は、シリアは日本よりも安全な国と言われていました。初対面でも「家でお茶でも飲んでいきなよ。」と気軽に話しかけてくるシリア人の温かさこそが、シリアの魅力だという人も多くいます。
パルシックは、この度、内戦勃発から10年を迎え、改めてシリアについて知る連続集会を開催します。第1回目は、内戦前のシリアを深く知る人びとをゲストスピーカーに招き、豊かなシリアの自然や文化、人びとの様子についてお話しいただきます。シリア各地の彩り豊かな魅力をたっぷりとお伝えします。
オンラインで開催しますので、どなたでもお気軽にご参加ください!
日時:3月25日(木)19:30~21:00
場所:オンライン(ZOOM)
参加費:無料(要予約)
定員:500名
内容:
1. 松原康介:アレッポのスークを歩く―「商業都市」の舞台裏-
2. 吉竹めぐみ:シリア沙漠 遊牧民ベドウィンの暮らし
3. 田村雅文:第二の故郷 シリアで過ごした2年間
4. 質疑応答
お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://syria20211.peatix.com/
お申込みいただいた方に、別途メールにて2日前までにZOOMのURLをお送りします。
松原 康介 筑波大学准教授
2005年から2006年までアレッポ大学研究員として、2009年から2011年までJICAダマスクス都市計画専門家として、シリアで建築と都市のフィールドワークを行う。近著に『地中海を旅する62章 歴史と文化の都市探訪』(明石書店、2019年)。
吉竹めぐみ 写真家
初めてシリアに行ったのは1987年。1995年からは17年間シリア沙漠の遊牧民ベドウィンの同じ家族を撮影し、写真集「ARAB-Bedouin of the Syrian Desert: Story of a Family」(イタリア、SKIRA)を刊行。国内外で写真展を開催。
田村 雅文 国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)
2005~2007年、青年海外協力隊としてシリアの首都ダマスカス及びダマスカス郊外県に赴任。2012~2016年までヨルダンに在住し、その間シリア支援団体『サダーカ』を設立。現在、ICARDAエジプト事務所勤務、 カイロ在住。共著に『非戦・対話・NGO 国境を越え、世代を受け継ぐ私たちの歩み』新評論。
◇パルシックは、2015年よりシリア難民支援、そして2019年からはシリア国内支援を本格的に開始し、食糧支援や農業生産支援を実施しています。