1967年中東戦争の結果、ガザ地区とヨルダン川西岸地区がイスラエルの軍事占領下に置かれてから、今年でちょうど50年になります。1967年に生まれた人は、生まれてこの方イスラエルにコントロールされた占領下の生活しか知りません。
2014年7月イスラエルによる空爆等でガザ地区の2,000名以上の方が命を落とされ、家々や生産施設が破壊されたことを契機に、パルシックではパレスチナでの事業を開始しました。それから3年が経ちましたが、復興もままならず、米国でのトランプ大統領の登場にパレスチナの人びとは不安を覚えています。
パレスチナでは毎年5月に、イスラエル建国によって多くの難民が発生したパレスチナの悲劇「ナクバ(大災厄)」を記念するナクバデーがあります。その5月に合わせて、パルシックはパレスチナ問題について考える集いを開催します。京都大学でパレスチナ問題を研究されている岡真理先生に国際社会の中でのパレスチナの現状をお話しいただき、パルシック駐在員から事業を通じて見えるパレスチナの人びとの暮らしをご報告いたします。
開催日時: 2017年5月12日(金) 18:30-20:30(開場 18:00)
参加費: 一般 1,000円 学生 500円 パルシック会員 500円
内容 :
テーマ1:「Stay Human 魂の破壊に抗して」岡真理 氏
テーマ2:「パレスチナでの活動を通じて見えた人びとの暮らし」パルシック駐在員
質疑応答
会場: 連合会館203号室(東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
アクセス: https://rengokaikan.jp/access/
丸ノ内線/都営新宿線をご利用の方は地下道を通り、千代田線方面へ
※B3a・B3b出口は、違う方向へ出ますのでご注意ください。
定員: 80名(要予約)
主催: 特定非営利活動法人パルシック
登壇者
・岡 真理 (おか まり) 氏
1960年生まれ。専門は現代アラブ文学。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。学生時代にパレスチナ問題と出会い、現代世界に生きる人間の普遍的な思想課題として考究を続けている。
2009年、学生・市民有志と劇団「平和をめざす朗読集団 国境なき朗読者たち」を立ち上げ、京都を中心に、東京、大阪、広島など各地で、ガザをテーマとする朗読劇の上演活動をおこなっている。
著書に『アラブ 祈りとしての文学』(みすず書房)ほか、訳書にターハル・ベン=ジェルーン『火によって』(以文社)サイード・アブデルワーヘド『ガザ通信』(青土社)、サラ・ロイ『ホロコーストからガザへ』(共訳、青土社)、『シャヒード100の命』(インパクト出版会)、ほか。現在、『みすず』にパレスチナに関するエッセイ「ガザに地下鉄が走る日」を連載中。
5.12イベント参加希望とご明記の上、お電話、メール、申込フォームのいずれかでご連絡先ください。
特定非営利活動法人パルシック 担当:中村
TEL:03-3253-8990 メール:office@parcic.org
▼ スマートフォンからのお申し込みフォームはこちら
https://tayori.com/form/76f484255c672d77a08f5bb46e3fd8e8e7126421
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