東京事務所 – 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC) https://www.parcic.org 東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開するNGO。プロジェクト紹介、フェアトレード商品販売など。 Tue, 18 Jul 2023 06:33:22 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.1 第16回年次会員総会のご報告 https://www.parcic.org/report/tokyo/22970/ Fri, 14 Jul 2023 06:16:29 +0000 https://www.parcic.org/?p=22970 2023年6月24日(土)に第16回パルシック年次会員総会を開催しました。当日は19名の出席と27名の委任状の提出があり、すべての議案が賛成多数で承認されました。

開会の辞では、池座剛理事より「こんな時代にあって、国家の壁を越えた市民同士の交流を行うというパルシックの理念が、より大切になってきていると感じている」との言葉があり、また閉会の辞においても今里いさ理事が「様々なNPO/NGOがある中で、パルシックは長いものに巻かれず、暴力的な動きに抵抗しながら、長いスパンで人びとの自立的な暮らしを支えていく団体である。暴力が広がる昨今、世の中がこうした取り組みを求めているのではないか」と述べ、「民際協力」を掲げるパルシックの活動理念を改めて確認する会となりました。

今年は総会の後に、第2部として会員・サポーター会員向けにミャンマーと東ティモールでの活動について、報告会を開催しました。

ミャンマー事業担当者からは「ミャンマーで何がおきているのか?」と題して、2021年2月のクーデター以降のできごと、3,700人近くに上る犠牲者のこと、増え続ける国内避難民の現状と、それに対してのパルシックの活動を報告しました。これから、どのようにミャンマーで非暴力抵抗を続ける人びとと連帯していくのか、パルシックだからこそできることを念頭に、今後も皆さんと一緒に考えながら活動をしていきたいという想いが伝えられました。

東ティモールでの活動は、パルシックが設立される前、PARC時代の1999年に緊急救援に駆けつけてから、25年が経とうとしています。緊急救援から、コーヒー組合の自立的運営などを通じた生活再建へと繋げてきた活動の展開を振り返りました。「活動を開始した当時子どもだった若者が、今は父親とともにコーヒー生産に励んでいる姿をみつめながら、若者が夢を持って取り組めるような活動をしていきたいと考えている。緊急救援から民際協力やフェアトレードへと発展した東ティモールでの経験を、他の事業地でも活かしていきたい」というメッセージが発信されました。

第2部での発表の様子

(東京事務所)

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第14回会員総会のご報告 ~「私」「公」の隔たりを越え、しなやかに繋ぎ、ダイナミックに活動する~ https://www.parcic.org/report/tokyo/19482/ Tue, 20 Jul 2021 09:44:17 +0000 https://www.parcic.org/?p=19482 2021年6月5日(土)に第14回パルシック会員総会を実施しました。当日は34名にご出席、また27名の方に事前に委任状をご提出いただき、すべての議案が賛成多数で承認されました。 ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

13年間理事を務めてくださり、この総会を以て退任された鈴木直喜氏から、パルシックが果たす役割について、総会の「開会の辞」でメッセージをいただきました。

開会の辞 (理事 鈴木直喜)

2008年にパルシックが設立されてからの13年間、パルシックと関わるなかで、パルシックは国家の壁を超えて助け合う民際協力ということを掲げているが、他のNGOとどう違うのかを考えてきた。

川平朝清さん(沖縄放送協会の設立者)が、人とコミュニケーションをするときに「公」の話だと視聴者との距離ができてしまう、しかし特定の「私」の話をすると内輪の話で視聴者には自分には関係ない話だと思われてしまい伝わらない。「私」と「公」のバランスが重要である、という話をラジオでされていた。

パルシックも顔の見える知り合いとのつながりを大事にしつつ、その人たちの生活が社会の問題にどうつながっているのかを発信してきている。

近代は「私」と「公」を分けて発展してきた。そして、それは公私混同を避ける意味で重要である。一方、その中で、「共」の領域が端に追いやられてきたのかもしれない。

パルシックの活動の特徴は、関係する個々人とのやりとりを通し、この「共」を「私の中の公」及び「公の中の私」とし再帰的共有(Reflexive communalization)することで、他のNGOと峻別されるのではないだろうか。

「私」「公」の隔たりを超え、それらをしなやかに繋ぎ、ダイナミックに活動しながら、両者の間に「共」領域の再生構築を試みるのがパルシックの特色であり、民際協力を掲げる所以であると再認識した。

今後とも、会員の皆さま、そしてパルシックの活動に関心を寄せてくださる皆さまとともに、パルシックが果たす役割を考え、活動をして参りたく、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

(東京事務局長/理事 ロバーツ圭子)

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【東京事務所】インターン日誌~はじめまして!~ https://www.parcic.org/report/tokyo/19052/ Fri, 23 Apr 2021 08:34:44 +0000 https://www.parcic.org/?p=19052 このページを開いてくださった皆さんはじめまして!
4月からインターンでお世話になる大学4年生の増田桃子です。

途上国に暮らす人びと(特に女性)の自立支援に興味があり、自立につながる方法の1つとしてのフェアトレードに興味を持ち、今回インターンに参加させていただくことになりました。

今日は初めて事務所で作業をしたのでそのことを書こうと思います。

主にやったこととしてはCafé Timorの珈琲ゼリーのPOP制作とアールグレイ紅茶羊羹のパッケージ貼りです!

珈琲ゼリーのPOP制作は絵を描くことが大好きな私にとっては、とても楽しい作業でした♪
私もまだ食べたことがないので今日のデザートにいただこうと思います。(牛乳や練乳をかけるとまろやかになって美味しいそうなので楽しみです♪)

お昼は教えていただいたおすすめのお店の『白身魚の甘酢あんかけ弁当』を食べました!事務所の周りには美味しそうなお弁当を販売しているお店がたくさんあるので、インターンの楽しみの一つになりそうです♪

ではまた次回のインターン日誌でお会いしましょう!

アールグレイ紅茶羊羹にシールを貼りました

(東京事務所インターン 増田桃子)

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インターンを振り返って https://www.parcic.org/report/tokyo/18828/ Wed, 31 Mar 2021 09:03:32 +0000 https://www.parcic.org/?p=18828 こんにちは。東京事務所インターンの久保です。早いものでもうすぐ4月。 出会いと別れの季節ですが、実は私もパルシックのインターンを卒業します。今まで幾度かイベント開催報告のレポートをアップしてきましたが、今回で最後。 今日は約半年間のパルシックでのインターンを振り返っていこうと思います。

なぜインターンをはじめたのか

私は2018年9月から1年間アメリカのカリフォルニアに留学していました。 留学中はジェンダーやLGBTQ+について学んでいて、それ以降将来は、すべての人に平等で多様性が受け入れられるような社会づくりに貢献したいと思うようになり、就職活動中は国際協力団体などをみていました。

留学の関係で9月卒業だったということもあり、半年間なにかできることはないかと探していたところパルシックに出会いました。もともとアジア圏への旅行が好きだったこともあり、HPをみてぜひここでインターンしたい!と思ったのが私がパルシックに入るきっかけです。

留学中に訪れたプライドシティ、シアトルでの一枚

インターンでは

インターンでは様々なことを経験しました。 私が主にしていたのは、オンラインイベントに参加してくださった方々の名簿データベースへのデータ入力や、その開催報告としてHPへのブログ掲載、現地レポートの和訳、フェアトレード商品の梱包作業、、、などです。

11月には紅茶のオンラインイベントで、ハンディカメラ担当として撮影のお手伝いをしたこともありました。事務所の近くの一室を貸切って生配信したのですが、参加している方たちがリアルタイムで視聴しているため、カメラを絶対に落としてはいけない…!映り込まないようにしないと…とドキドキしながら撮影したことも、とてもいい思い出です。

結果少し見切れて映り込んでしまったようなのですが(笑)、大きなミスはなく終えることができました。 配信終了後にはとても美味しい紅茶をいただきました。アールグレイ、ウバ、ルフナと3種類の紅茶があるので、みなさんもぜひパルシックの紅茶飲んでみてください☆

紅茶イベントの撮影風景

インターンの日々のなかでも、私の毎日の楽しみはお昼の時間でした。パルシックでは12時半になると一時間のお昼の休憩時間があります。私は事務所の方々と6人がけの机で談笑しながらごはんを食べる、この一時間がとても大好きでした。事務所の方の旅行の話を聞いたり、地元の話をしたり、映画の話をしたり、、、など何気なく交わした会話が、お仕事をしている時とはまた違うお話ができてとても楽しかったです。この時間がなくなってしまうのはさみしいですが、お茶の水に来た際は皆さんに会いに事務所に立ち寄りたいと思います!

赤井さん誕生日会にて

勉強会

パルシックでインターンをする学生のために、一カ月に数回ほど「インターン勉強会」と称してパルシックの事業内容やNGOについてなどのオンライン講座がありました。 毎回、事務所の方が一人ずつ担当してくださり、インターン生と少人数でパルシックの事業について一つずつ丁寧に説明していただいて、とても贅沢な時間でした。また、どの回もいわゆる‘授業‘のような一方的なものではなくて、質問を随所に聞いてくださるなどとてもインタラクティブで楽しいものでした。 私が特に印象深かったのは、シリア難民事業の勉強会の回です。なんとレバノンに駐在しているスタッフの方とZoomをつないでお話を聞くことができ、説明後はレバノンの料理やざくろなどのフルーツの写真をクイズ形式で見せてくださいました。レバノンではトリュフが安価で手に入ると聞いたのには驚きです!

高校生への動画授業

インターン生同士のなかで、私たちよりも若い世代にもっともっと世界について知ってもらおうと、「国際協力とは?NGO、SDGsって?」というテーマで動画授業を行いました。 専修大学付属高校の先生に協力していただき、インターン生4人が各々それぞれのテーマや経験をシェアしました。当初対面で授業を行う予定だったのですが、このご時世のためそれは叶わず、動画という形になりました。 高校生への授業と言いつつも、事前/事後アンケートの準備やフォームの作成、動画の内容、配信の手段、、、など試行錯誤を繰り返し、私たちにとってもすごく有意義で貴重な経験となりとても勉強になりました。

私はSDGsの中のジェンダー問題、特にLGBTQ+についてとりあげ、性の多様性について授業をしました。学生の反応を生で見ることができなかったのが少し残念ですが、私の発表で少しでも多くの生徒の性の理解につながってくれていたら嬉しいです。 この機会を設けてくださった渡部先生をはじめとする専修大学付属高校の先生方、パルシックのみなさん、協力して動画授業を作り上げたインターン生の山田くん、ゆうちゃん、みよちゃんにこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。貴重な経験をありがとうございました。

事後アンケートの集計と学生のみんなからのコメントが今から楽しみです。 ぜひ、次に行う際は対面で授業できるといいですね!

動画授業の中で紹介したカリフォルニアの街中

最後に、、、

国際協力には様々なカタチがありますが、私はパルシックの、現地でリアルな声を聞いて本当に必要なものは何なのか、人に寄り添いながら行う協力のカタチがとても素敵だと思います。日本に住んでいて外から入ってくる情報だけでは、現地ではなにが求められているのか?どう協力してほしいのか?をすべて知るのは難しいことです。

私は4月からニュースを扱う仕事に就きますが、まだまだ世界にはメディアやマスコミでは取り上げられない現状や課題はたくさん存在します。今は情報社会といわれる時代で、日常で生活しているだけでも様々な情報が飛び交い、自分でチェックしなくても知るべき情報は勝手に耳に入るでしょ、と思う人も多いと思います。しかし、みずからアンテナを貼っていないと知りえないものの方が、私はまだまだ多いと感じています。

このレポートを読んでくださっているみなさんには、ぜひ身近なことや日常の身の周りの「知る」ことからはじめてみてほしいと思います。普段、朝口にするコーヒーは誰がどのようにして作っているものでしょうか?あなたが今身に着けている衣服はどのように生産されて今こうして手元に届いているのでしょうか?きっと「知る」ことに終わりはなく、私自身「知れば知るほど知らないことを知り」ました。

もし、このレポートを読んでいる方でなにか自分にできることを探したいという方がいたらぜひ、パルシックの扉をたたいみてください。 パルシックのみなさんは本当に温かく、事務所はいつも和やかな雰囲気です。 フェアトレードのコーヒーや紅茶を買われる方はいつも笑顔で帰っていかれます。

パルシックに出勤しているうちに、私もいずれパルシックのようなNGOに携わりたい、お仕事でご縁があればいいな、という夢が広がりました。

今回で、インターンは卒業になりますが、これからも色んな形でご縁があればと思っています。 長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。 パルシックのみなさんと、このレポートを読んでくださった方の末永いご健勝とご多幸を願って書き終わりたいと思います。

ラスト出勤日!事務所にいるみなさんと記念写真

(東京事務所インターン 久保裕花)

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東京事務所の山田君~インターン日誌~最終回 https://www.parcic.org/report/tokyo/18818/ Mon, 29 Mar 2021 08:14:54 +0000 https://www.parcic.org/?p=18818 みなさんこんにちは。パルシック東京事務所インターンの山田です。もうすぐ入社式で、社会人になることへの不安とわくわくが入り混じっています。

今回は、二年間にわたってお世話になったパルシックのインターンを卒業するにあたって、振り返りのためにどんなことをしてきたか記録に残したいと思います。もし、インターンを検討している方がいれば、少しでも参考になれば幸いです。

僕のしてきたインターンの業務の最大の特長は、支援の現場であるレバノン事務所と、そのバックをサポートする東京事務所の両方のサイドから関与することができた点です。

レバノンでは、難民支援について勉強しながら、写真を撮ったり、記事を書いたり、会計をまとめたり、会議に出席してメモを取ったりと、本当に様々な業務を経験しました。週に一回難民キャンプを訪問した際には、子どもたちだけでなく、保護者や教師、現地の提携団体の方々とのコミュニケーションをとっていました。プロジェクトに関わる機会もいただき、学校の先生と一緒に放課後のアクティビティを企画したことも。

スタディーツアーのように現地に行って交流して、がメインではなく、NGOの実際の業務などを一通り体験し、その上で子どもたちとも交流することができたというべきでしょうか。レバノンでの半年間の滞在を経て、元々研究していた難民問題への理解を深めるだけでなく、NGOについてもその役割や事業、仕事内容を体系的に学ぶことができました。

教育センターで出会った子どもたち。今頃背も伸びているかなぁ

帰国後の東京事務所のインターンでは、レバノンをはじめパレスチナやスリランカなど各地域の事業のサポートをしました。 その中でも印象に残っているのは、やっぱりレバノン関連。僕がレバノンにいたときにスキャンをしてデータにまとめた会計ファイルを、日本で再び自分が会計監査のために内容チェックしたり、過去に僕が撮影した写真を用いて作業したり。現地での事業内容や活動の詳細を理解していたので、東京事務所で見ても不明点がほとんどなく作業できましたし、なにより自分がレバノンでしていた業務が形になって役立っていることを実感しました。また、学校の先生の名前が出てくればどの先生か瞬時に顔を思い出すこともできたので、現地の人々を想いながら業務をしていました。

レバノン事務所で学校の先生のワークショップに同行

インターンとしては他にも様々なことに取り組みました。 レバノンからの帰国後には、在籍する大学と連携して報告会を実施。シリア難民のことについて多くの方に知ってもらうきっかけ作りをしました。 東京事務所で月に二回ほどおこなっていた勉強会では、パルシックのいろんな事業のそれぞれの担当者にお話をしていただき、事業についての理解を深めました。僕はもともと中東地域以外のことはさっぱりだったので、東ティモールやスリランカ、フェアトレードのことなど勉強することで、国際協力について様々な角度から捉えることができるようになったと考えています。

今年度は毎年お台場で開催されていた「グローバルフェスタ(通称グロフェス)」が中止になってしまったんですよね。本来ならインターンもそこに積極的に関わることができたのですが、残念…… 来年度以降のインターンの方は、僕らの分までグロフェスを楽しんでください! あとは何しましたかね… 神田・お茶の水エリアは飲食店やお弁当屋さんが非常に多いので、休憩時のお昼ご飯に困ることはありませんでした。むしろどこで買おうか決められず迷ってしまうほど。 仕事の合間にパルシックが取扱うフェアトレードのコーヒーや紅茶をいただいたり、和気あいあいとした環境で楽しく働くことができるのも魅力だったなと思います。

今回の記事のために写真撮ってもらいました笑

ボランティアとかインターンって結局、やりがいなんです。大学時代を国際協力に捧げたからこそ、より一層思います。給料が出るわけでもなく、本当に自分の自己満足でしかありません。単位も給料も出ないならインターンなんて無理だと思ってしまうのであれば、インターンしないでバイトしたほうがいいです。

だからこそ、僕はパルシックでインターンができてよかった。ただレバノンに難民に会いに行って終わり、にならなくて済んだから。きちんと満足してインターンを終えられたなと思います。

自分の目的が明確にある方、こんな時だからこそ国際協力に何らかの形で参加したい方、漠然と問題意識を抱えている方、パルシックの事業地や事業内容にピンポイントで関心がある方、そういった方々にパルシックの扉は開かれています。今まで国際協力に関するセミナーに参加したことがあったりして興味を持ち始めた皆さんが、「知る」ことから始めるその次のプロセスとして、パルシックでのインターンを検討してくれればうれしいなと思います。

ちなみに、今までインターンとして十回程度、このインターン日誌を更新する仕事もしてきました。

もしよかったら僕の過去の投稿も是非見てみてくださいね。

レバノンの山田君~インターン日誌~(全7回)
東京事務所の山田君~インターン日誌~
みんかふぇの山田君~インターン日誌~番外編

(東京事務所インターン 山田蒼太)

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東京事務所の山田君~インターン日誌~Vol.1 https://www.parcic.org/report/tokyo/18759/ Wed, 17 Mar 2021 03:19:06 +0000 https://www.parcic.org/?p=18759 みなさんこんにちは。パルシック東京事務所インターンの山田です。

あっという間に年度末、卒業シーズンになってしまいました。どんどん暖かくなり、卒業式を待たずにもうそろそろ桜が咲くのでは?と言われていますね。旅行に行くには絶好の気候なのですが、国内外含め中々行きづらい世の中になってしまいました。事務所で様々なバックグラウンドを持つ職員の方々のエピソードを聞くことで、卒業旅行の代わりにあちこち行った気になっています。なので今日は、海外旅行に行けない皆さんのために、僕の海外トークをしたいと思います。

レバノンの難民キャンプで撮った写真

僕は4年生の際に大学を休学し、レバノン事務所でインターンとして活動をしました。周りには「なんで中東なんか」と言われることもありましたが、自分ではその経験に非常に満足しています。

そもそも中東に行こうと思ったのは、難民支援の現場を生で見てみたいと考えたのがきっかけです。大学でシリア難民について研究していたのですが、難民問題は「今現在も刻々と状況が変化し続ける」タイムリーな国際問題でした。そのため数字は常にアップデートされ、中東地域ということで日本語での論文も少ないのが悩みでした。 遠い国での出来事で、具体的にイメージすることも難しい難民問題について、表面的な理解ではなくきちんと知って向き合いたい!3年生のころにはそんな考えが浮かぶようになりました。折しも周囲の同級生は就活に力を入れる頃。一方の自分は、受け入れてくれそうなNGOを探したり、シリア難民の情報を日々集めていました。

そこまでして海外に行きたかったのはなぜだろうと今振り返ってみると、「百聞は一見に如かず」という言葉が浮かび上がってきました。ニュースの映像やパソコン上の数値だけで、難民問題について知った気になりたくない。困っている人たちがいるのなら、自分で足を運んで手を差し伸べたい。だからこそ、色んなことに挑戦する時間がある大学生のうちに、学生でないとできないことに挑戦しよう。今考えると少々無謀な気もしますが、チャレンジ精神旺盛な学生だったのかもしれません(笑)。 

パレスチナ難民やシリア難民の子どもたちと毎週末サッカーをしていました。

結局海外にいる間は、パルシックのインターンだけでなく、悲願だったトルコとエジプトに旅行したり、気づいたらパレスチナ難民ともプライベートで仲良くなっていたり、めちゃくちゃ楽しい経験をしてきました。もちろんメインは難民支援なので、難民キャンプの訪問などNGOの仕事をこなすことが中心です。勤務中は学問のことについて考える余裕などなく、慣れない業務の中で自分にできることを探すので頭がいっぱいでした。難民の人びとの生活に直面して考えさせられることも多く、使用していたノートを見れば、今でも当時の葛藤をありのまま思い出すことができます。それでも、一人一人との出会いが、一つ一つの瞬間が、自分にとっては本当に価値のあるものでした。

パルシックのシリア難民担当の方々とお出かけした時の写真

ちなみに、こんなに「意識高い」感を出している僕ですが、高校生の時からこんな活動をしていたわけではありません。 高校時代はサッカー部でボールを追いかける日々、趣味の映画鑑賞に限られた時間とお金をすべてつぎ込み、SDGsなんて言葉はおろか、国際協力の「こ」の字も意識したことがありませんでした。実際に興味を持つようになったのも大学生になってから。最初から自分が熱意を持っていたというよりは、周りの人の影響が強かった気がします。

大学の学生団体の代表としてイベントにも登壇

なので、もしこの文章を読んでくださっている学生さん(大学生でも中高生でも)がいるのであれば、声を大にして言いたいです。 自分が今まで全く関心を持ってこなかった世界にも、薄く広くで良いので常にアンテナを張ってみてください。新聞でも、テレビでも、ドキュメンタリー映画でも、ネットニュースでも構いません。周りの人からの影響や、ちょっとした疑問や不思議だなと思ったことから、皆さんの興味関心はあるとき突然膨らんできます。 そして、何かやってみたいこと、好きなことがあるなら、最も挑戦することができるのは大学生のうちです。「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、自分の目で見ないと広がらない世界があるのであれば、多少の困難は乗り越えてでも挑戦することをお勧めします。

ちなみにもし、国際協力に関心があるけれど海外にはなかなか行けない……と悩んでる方がいるなら、ぜひパルシック東京事務所の扉をたたいてみてください。現地事務所の仕事を東京からバックアップすることも多く、皆さんも国際協力の一翼を担うことができます。フェアトレード商品の販売など、東京事務所でしかできない仕事もあります。僕らの代のインターンが卒業するので、これから新しいインターンの学生さんを募集するみたいですね。

(東京事務所インターン 山田蒼太)

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【東京事務所 インターン日誌】紅茶の世界 勝沼 https://www.parcic.org/report/tokyo/16113/ Mon, 16 Mar 2020 09:43:47 +0000 https://www.parcic.org/?p=16113 こんにちは。インターンの勝沼です。

今日はスリランカ産ウバ紅茶のテイスティング会議に同席させていただきました。

紅茶の渋みは、茶葉の細かさや製造工程の発酵する時間によって違いがでます。今回、茶葉の細かさや発酵する時間が異なる同じ産地の茶葉を4種類用意していただき、それぞれ試飲してみました。紅茶初心者の私からすると、違いがわかるような、わからないようなそんな感想でした。(笑) パルシックで紅茶への理解を深め、違いのわかる大人になりたいと思いました。

お昼は、淡路町にある前から気になっていた麻婆豆腐東京というお店に行きました。このお店は麻婆豆腐専門店で辛さも選べるうえ、塩味やチーズカレー味といった変わり種もあります。今回私は王道の東京麻婆豆腐の中辛をいただきました。辛さの中にも旨味があり白米がすすむ味でした!
近々また行こうと思いました!!

(東京事務所インターン 勝沼 隆雄)

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【東京事務所 インターン日誌】「初めての事業地での活動@栃木」外山 https://www.parcic.org/report/tokyo/16078/ Thu, 20 Feb 2020 10:22:31 +0000 https://www.parcic.org/?p=16078 こんにちは。東京事務所インターンの外山です。

今日は先月お手伝いに行った「栃木県台風19号被災者支援」の事業地での活動について報告したいと思います。

 

私は主に東京事務所でインターンをさせてもらっているので、事業地での活動が今回初めての経験でした!

活動地域は栃木県栃木市と佐野市で、主に被災者の方や被災自治体へ毛布や洋服などの防寒具の調達・配布を行いました。

 

一番印象に残ったのは被災者の方にカーペットをお届けした時のことです。

「ありがとう。ありがとう。」と何度もお礼を言ってくださり、そして非常にホッとした表情をされていました。

 

また佐野市へ毛布をお届けした際も、市職員の方から「いまだ台風被害の影響は根強く残っており、収拾がついていない。」とお聞きし、被災地の現状を知りました。

 

佐野市へ届けた毛布

佐野市へ届けた毛布

確かに、まちを見ると浸水被害を受けた住宅の修繕工事がまだ途中段階であったり、洪水でえぐれてしまった道路があったりと復興はまだまだ途中なんだということを、実際に現地に行って実感してきました。

このように現地に行ったからこそ今の台風被災地の状況が見え、私自身も非常に勉強になりました。また昼食に食べた本場の佐野ラーメンがとても美味しかったです。

昼食で食べた佐野ラーメン

昼食で食べた佐野ラーメン

(東京事務所インターン 外山 実季)

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【東京事務所 インターン日誌】「いつか東ティモールに行ってみたい」 勝沼 https://www.parcic.org/report/tokyo/16091/ Fri, 14 Feb 2020 09:33:34 +0000 https://www.parcic.org/?p=16091 こんにちは。インターンの勝沼です。今回もインターン日誌を書いていきます。

今日は、東ティモールでコーヒー生産者支援事業に尽力されている工藤さんが東京事務所にお越しくださりました。海外で活動している職員の方のお話を聞くことができるのもパルシックでのインターンの魅力の1つです。

私が工藤さんにお出しするコーヒーを入れている途中に工藤さんが元コーヒーチェーンの店長だとお聞きし、急に緊張しました。(笑)

東ティモールの生活や食事のお話は日本に住んでいる私にとって驚くことばかりでした。東ティモールのほうが日本よりも治安が良いかもしれないというお話が一番印象に残りました。

左が工藤さん、右が勝沼

左が工藤さん、右が勝沼

ちなみに、東ティモールではサッカーやバレーボールが人気で、街の至る所で行われているそうです。野球は東ティモールで流行っているかお聞きしたところ、現地に住む日本人の方がソフトボールをする程度で野球は全く流行っていないみたいです。野球経験者の私からすると少し寂しい話ですが、バットやグローブといった道具がないため野球は流行らない、という話を聞いて納得しました。

最後に、東ティモールの観光名所も聞いてみました。首都ディリにある世界で2番目に大きいキリスト像が有名だそうですが、一番のおすすめスポットは普段工藤さんが暮らしているマウベシだそうです。自然が豊かで夜には蛍が見られるそうです。

工藤さんのお話はいつか東ティモールに行ってみたいなと思うような魅力的なお話、本当にありがとうございました。

(東京事務所インターン 勝沼 隆雄)

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【東京事務所 インターン日誌】「パルシックのコーヒーゼリーを食べてみた」外山 https://www.parcic.org/report/tokyo/16040/ Thu, 13 Feb 2020 03:50:32 +0000 https://www.parcic.org/?p=16040 こんにちは。
パルシックの東京事務所インターンの外山です。

今日は以前インターン日誌で実食を宣言していたパルシックのコーヒーゼリーの食リポをしたいと思います。

では、

順次写真を交えながら、パルシックのコーヒーゼリーについて紹介していきます!

いろいろとコーヒーゼリーを食べたことはありますが、パルシックのコーヒーゼリーを

はじめて食べた最初の印象は「コーヒーの味が贅沢に楽しめるゼリー」でした!

2パターンの味を楽しみたいと思い、今回牛乳をかけて食べてみました。味がまろやかな美味しいコーヒーゼリーになり、別の味も楽しめました!。

コーヒーの味がしっかりとした香り高いゼリーでした

牛乳をかけて食べるとさらにまろやかに!

食感もホロホロとしていて、食べごたえのあるゼリーでした!

順位は・・・・オーガニックコーヒーの贅沢な味が楽しめて、しかもフェアトレード商品ということもあるので、今回は「特別賞」ということでお願いします!(パチパチパチパチ)(笑)

皆さんもぜひ、パルシックのコーヒーゼリー召し上がってみてください!

パルマルシェで買えます!

(東京事務所インターン 外山 実季)

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